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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-11(lab)】みんな不思議-新潟の小さい家-

2024-08-12 18:37:41 | ministock-11(lab)
これ格好いいですねとよく言われます。
どうしたらこうなるんですかと不思議がられます。
ありがとうございます。

これは格好つけたくてこうしたわけじゃなくて、Sさんの手持ちの本の数を大きさ別にレイアウトしたらこうなったんですと答えるんですが、

言われても?顔になります。

実際の画像がコチラ
きれいに本が収まっています。
理由がある設計が垣間見える「手すり」です。

そう、これは吹き抜けの手すり。

そして、不思議な建物にお住まいのSさんが、
先日の記事の私の不思議に対してすぐに連絡をくれました。
木って樹種(比重)によって表面温度に違いが出るのか?

昨日もなかなかの気温でした。
出かける直前に自宅のウッドデッキを測定したところ
やっぱり72.2℃ありました。
改めてショック。

ミニストックー11について、まずは周辺の表面温度を測りました。
全面道路は59.2℃

カーポートのコンクリートは42.8℃でした。
コンクリートよりもアスファルトの方が熱いんですね。

ちなみに、日陰のコンクリートは30.0℃
なるほどね。やっぱりここにヒントがありそう。

ミニストック-11は北入りの敷地ですので玄関には日が当たりません。
玄関引き戸は35.5℃
すでに日陰のコンクリートよりも熱を持っています。
むむむ。

お隣との境界に敷いた瓦チップは53.0℃でした。
日向強し!

南にある家庭菜園の砂は64.1℃

日向パワーアップ!
いや、せんでええけどね。

南側の外壁はおしゃれアングルになってしまいましたが54.6℃です。

そしていよいよウッドデッキ
樹種はサイプレス(オーストラリアひのき)
64.5℃!

本日の最高温度を記録。
ただし、我が家のウッドデッキの表面よりは少し温度が低い。

比重の違いで多少の違いが出るということでしょうか。
だとしても、木の表面温度が高いのは受け入れました。
ここで新しい不思議。
アスファルトやコンクリート・砂浜は裸足で歩けないのに、木は裸足でも歩ける。

多孔質な表面が影響していると思われますがほんと不思議。

そして、何よりも日陰を作ることが大事!
タープで日陰を作ったり、そもそも屋根の軒を出したり、窓上に庇を付けたり。

単なる数字と暮らし方はイコールじゃないということですね。
数字と五感を組み合わせて、
自分の設計のフィードバックから得られた経験もプラスする。

面白いですね。
夏休みらしい調査でした。



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