四合目の市房神社を過ぎてからは、巨大杉の間を気持ちよく歩いていたコースとは違ってきます!!
山の斜度が急になり、一歩一歩踏みしめて高度を稼いでいきます。
山行数回目の娘は頂上が近づくにつれて、疲労との闘いになることをこの時には知る由もありません・・・
コースの途中には自然が創り出したオブジェの数々が楽しませてくれます。
五合目を過ぎたあたりから綺麗な紅葉が徐々に目につくようになってきました。
この付近までは娘もまだ手を振る余裕があったようです。。。
六合目にある巨岩に登って頂上の方を指さしますが、残念ながらこの日の山頂はガスっていてまったく見えていません。
巨岩の上からはなんとも言えない市房山の自然林が癒してくれます。
六合目で一息ついて、頂上を目指します!!
落ち葉のジュウタンの上をサクサクと・・・
自然林の紅葉がたまらんですね~ 絶妙な色の配色です。
綺麗な紅葉も良いですけど、活き活きとした苔も良いんですよね~
八合目付近まで登ってくると紅葉も完全に終わってました。
去年登った時よりも、風倒木が増えていた気がしたのですが・・・
そして、このあたりに来ると、娘の足も限界に近づきつつありました。
後ろから見ていても一歩一歩がかなり重そうです・・・
九合目を過ぎると、あたりは濃い霧の中・・・そして強風が・・・寒い。。。
九合目を過ぎて最後の急な登りと思いピークにつくと、『山頂まで5分』の標識。
自分も初めて登った時にそうだったのですが、娘も「えぇ~~まだ5分もあると~」って・・・
もう完全に足にキテいます・・・
足を交わすたびに、大声を出していました。キツさを絶叫でごまかすタイプのようです。
そして・・・
市房山(1721メートル)山頂です。
本来ならば、山頂からは360°の大パノラマが見えるのですが、
この日は360°真っ白な世界でした。
娘にも山頂からの素晴らしい眺めを見せてやりたかったのですが・・・残念。
この時、写真には撮り損ねたのですが、足を交わすことが困難になるほど疲れていた娘は、
石につまずき、カエルが車にひかれた様な姿でコケていました・・・
霧と強風の中、山頂で食事を済ませ『心見の橋』まで行ってみました!!
頂上から約3分のところにあるチョックストーンのことで、
「悪しき心の持ち主は渡れない」という言い伝えのある石です。
落ちたら命の保証はありませんね・・・
っということで、渡ってみることにしました!!
ん~~結構な高さです。
霧で岩が濡れてツルツル状態。
完全に腰が引けています。
足がズルって・・・
嫁さんと娘が必死に・・・「もう止めときなっせ。落ちるよ。」って・・・
今回の精一杯です!!
どうやら自分の中には悪しき心があったようです・・・
っと、なんやかんやと市房山の山頂を楽しみ下山することにしました。
娘の体力もなんとか回復したようで、下山は調子良く下っていました。
・・・で、無事に三合目登山口に到着。
っと同時に心配していた雨が降り出しました。
山頂はガスっていて展望はない状態でしたが、なんとか雨に打たれる事もなく無事に下山することが出来ました!!
今年も、秋の山々を様々なところで楽しむことが出来ましたが、この日の市房山の山頂は寒かったですね~
もうすぐそこまで冬も来てますね!!