昼下がり、また蝉を捕食している女郎蜘蛛を見つけた。これでは地上に出たばかりの蝉さんたちが可哀想！しかし？

ゴキブリ退治のスプレーで駆除するか、自然に委ねるか？一方で蝉は害虫か益虫か？女郎蜘蛛はどうなのだろう。昆虫は益虫と害虫にきちんと分別できるだろうか？

1週間前だったか、琉球月橘の木で数匹のゴキブリが盛んに夜中に動き回っている姿を見て驚いたが～。ゴキブリは外で生息している。しかし不思議とその前で網を張り巡らしている蜘蛛の巣には一匹も絡まっていなかった。ひょっとしたら見逃したのかもしれないが～。不思議な光景だった。夜中に動き回るゴキブリを家の中ではほとんど見ないが、外からの出入りを封印するとゴキブリに悩まされることがないことは数年前にわかった～。しかし不思議だった。昆虫の世界も掠め取って見るだけだが、生き物の生態は不思議に満ちている。

蜘蛛の網にかかるクマゼミが可哀想に思えたが、ネットで少し検索すると樹液を吸うので害虫でもあると書いている。また人間の都合で昆虫たちが害虫と益虫に振り分けられるとの応答もあって、女郎蜘蛛の生態をそのままにすることにした。まだ様子を見てみよう。

女郎蜘蛛は以前末吉宮に行った時、大きな岩場の聖地の前にぶら下がっていて、ショウリョウバッタを捕食している姿を写真に撮ったことがあった。家の庭で観察したのは昨今がはじめての事で、興味深くてそのままにし、時たま写真を撮っている。

異風な空気の中に閉じ込められているコロナ禍の中で、好奇心を刺激していることは確かだ。

豪雨中　蜘蛛はひるまず　宙空に