志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

津嘉山正種主演の演劇「黄昏」が11月6日・7日国立劇場沖縄にて☆タイムス創刊65周年記念公演☆

2013-09-21 12:18:01 | グローカルな文化現象

沖縄出身で東京で大活躍している舞台俳優というと、この方だ。津嘉山さんの故郷は宮古島だと東京新聞の記者でかつて氏を取材した方から伺った。那覇商業高校ご出身ということがいつも表に出るのが、興味深い。歌舞伎は1万円以上のチケット料金で、この現代演劇は前売りが5千円である。決して安くはない。遠方からの輸送料金もたいへんな額だと推察するが、舞台芸術が決して庶民芸ではない、ことの証左であろうか?特別な空間なのである。庶民の娯楽の対象としてテレビやラジオ、そして今はネットが浮上するのも無理はない。オンラインゲームなど、無料もあれば、無料の映像もネットで見れる時代である。ライブは高い。民謡もポップもロックも古典も、伝統芸能も5千円前後と高い。組踊は3000円前後だが、それでも高いと思う方には高い。それで2冊の本が買える。生身のライブPerformanceは高い。人件費も高いとうことになるのだろうか?庶民芸ではなくなった歌舞伎であり、現代劇である。特別に余裕のある人々が、見に行く、聴きに行く特別な空間である。島々や村々の民俗芸能とも異なるね。民俗芸能は地域コミュニティ全体の利益のためのものである。コミュニティに豊饒を、実りをもたらすことを祈願し、土地の神に祈りを捧げる祭祀である。

まだ20代の頃、ロンドンでトップ席をすべて半額で見た経験がある。学生証書一枚で世界中の学生に同じ配慮をしている。歌舞伎や劇団青年座がトップ席を半額で学生たちに提供する文化的施策は取られているだろうか?1万円の席が5千円で、5千円の席が2千5百円で見れる劇場である。それでも高い。せめて2千円以内でいいお芝居が経験できる環境を整えてほしい。


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