(辺野古に眠っている死者たちの魂に耳を傾けないといけませんね)
なぜ辺野古基地返還・撤去運動がないのか、前から疑問を持っています。基地そのものを解放してもらう運動もぜひですね!
辺野古新基地工事やめ沖縄戦の遺骨収集を
石井啓一国土交通相(公明)は27日、翁長雄志沖縄県知事の「辺野古埋立承認取り消し」を「執行停止」し、新基地建設工事にGOサインを出しました。もちろん官邸(安倍・菅)の指示です。「行政不服審査法」に反する言語道断の脱法行為です。
同時に、「執行停止決定前に差し止め訴訟を」という専門家の指摘を無視して政府の暴挙を拱手傍観した翁長知事の責任も免れません。
こんな中、25日付沖縄タイムス「論壇」に注目すべき論稿が掲載されました。具志堅隆松さん(沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマファー」代表。写真中はシンポのあと参加者に遺品の説明をする具志堅さん=右)の「シュワブで遺骨収集を」です。
沖縄防衛局が文化財保護法上の必要から、新基地建設地域に生息するヤドカリを捕獲し、工事区域外に移動させる許可を沖縄県に申請した(15日付沖縄タイムス)ことに対し、具志堅さんはこう言います。
「新基地建設に伴う沖縄の状況を知らない本土の人が読めば、自然界の小動物を保護するという心温まる内容と思われかねないが、これまで戦没者の遺骨収集を手掛けてきた者にとっては怒りを抑えられない背景が見える」
「新基地建設が行われるキャンプ・シュワブは沖縄戦当時、大浦崎収容所と呼ばれた住民収容所であった。当収容所には未調査の埋葬地がある。・・・大浦崎収容所の閉鎖後、その場所が1956年という戦後早い時期にキャンプ・シュワブ建設のために立ち入りができなくなったことを考えれば、未収容遺骨が残っている可能性は高い」
「そもそも防衛局が沖縄県に提出した基地建設の許可申請書には、建設敷地内にある埋蔵文化財やヤドカリなど、天然記念物は記載されているが、戦没者遺骨のことは一言も出てこない。そして沖縄県は戦没者遺骨への対応策のない工事申請に許可を出したのである。このまま工事が進めば戦没者遺骨は建設機械で踏み砕かれ、コンクリートで覆われてしまい、そのそばでヤドカリは一個一個丁寧に拾われ救出されることになる」
「防衛局長と県知事にお聞きします。戦没者遺骨はヤドカリ以下ですか。軍事基地ゆえに、これまで遺骨収集ができなかったことを考えれば、この機会に埋葬地のみならず、キャンプ・シュワブ内で全面的な尊厳ある遺骨収集を要求します」
戦没者遺骨のことなど歯牙にもかけず埋立申請をした日本政府。それを承認したのは仲井真前知事ですが、13日に翁長氏が行った「承認取り消し」の長文の理由書の中にも、戦没者遺骨のことは一言も出てきません。
沖縄戦では当時の県民の3分の2にあたる約20万人が、本島北部の収容所に集められ、大浦崎収容所にも約2万2千人が収容されたといわれています。辺野古を含め基地内の遺骨は、収集どころか調査さえ行われていません。
「戦死者が葬られた土地をコンクリートで塗り固め、新たな戦争のための基地を造る。これほど死者を冒涜する行為はない」(具志堅さん、8月15日付沖縄タイムス)
「ガマフヤー」の活動はすべてボランティアです。具志堅さんはしばしば上京し、遺骨のDNA鑑定などについて直接政府に要請を行っていますが、旅費など経費はすべて自腹です。
おもに若い人向けに書かれた『ぼくが遺骨を掘る人「ガマフヤー」になったわけ。』という著書で、具志堅さんはこう言っています。
「戦争を国策として遂行し、多くの国民を戦死させた国が最初にやらなければいけないのは、戦死者の遺体や遺骨を家族のもとへ帰すことのはずです。戦争で国民に不幸をもたらした責任が国にあることを認め、戦没者と国民に対してはっきりと謝罪して、国民を二度と不幸な目に遭わさないという決意を表明すべきです」
「ぼくたち国民は、たとえ何十年という年月が経過しようとも、国が果たすべき責任はきっちりと果たすように要求しつづけることが必要です。それが国民としての義務であり、つぎの世代の日本社会をよくすることにつながります」
辺野古に新基地は絶対造らせてはいけない。辺野古だけでなく、沖縄から軍事基地を一掃し、いまも眠る沖縄戦戦没者の遺骨を一日も早く家族のもとに帰さなければならない。具志堅さんの言葉に、あらためてその思いを強くします。
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http://tocana.jp/2014/08/post_4627_entry.html ←「墓のない国ータイの葬送風景に見る死生観と輪廻転生」 のエッセイです。魂が大事で身体は器だとの考えは、日本でも詩篇の中にも見られます。墓がなく散骨が普通の光景というタイから得るものがありますね。昔は土葬、風葬で洗骨の習慣もあった沖縄で墓は家よりも大事にされたりしていたのですね。骨に対する感性、意識、習慣も世界様々なようです。骨は所有への固執だとの考えもタイの大学院生から聞きました。
しかし、戦場で無残に殺された人々の無念、彼らの亡骸を大事にする思いは、また特別なものかと思われます。死者を弔うことの習慣の違いがありますが、自然の形ではなく、さ迷う戦場の魂たちがあるのですね。返してあげたいさ迷える魂は埋もれた遺骨にあるという考えもわかります。それは戦争の無残さをそのまま告げています。辺野古岬に多くの遺骸が埋まっている。そこが基地になり、戦場へ再び兵士が飛んでいくのですね。
残酷な風景です。それを日本政府やペンタゴンは繰り返しているのですね。辺野古岬を元の形に戻して自然の豊かなエコー環境リゾートにした方がなくなった屍骸は喜ぶかと思います。まず彼らを認知してあげなければならないのです。具志堅さんの思い、戦争を忌避する多くの人々の思いを実践することですね。
ですが、そんなこと言っても基地は市街地のど真ん中にあるのです。危険です!だから辺野古に移設なのです!それ以上でも以下でもないのです!だいたい辺野古で作るのは移設のためです。新基地なんてのもウソ!もともとありますから辺野古に基地は(笑)
あなた勘違いしてますよ
基地がある故に攻撃される根拠はなんですか?
広島や長崎は基地なんかなかったですよ!
沖縄に基地があるのは国境に近いからです。あとアジア情勢はいまふあんていなんですよ?ちゃんと情報仕入れてますか?
「長崎は、佐世保のすぐ近くにあり、その人口は労働力・生産力となります。
広島も同様に、呉がありましたし、陸軍の第五師団の司令部もありました。
また、日清戦争の頃には、中国大陸への出兵拠点でも有り、
臨時の大本営(総司令部)も広島に置かれ、軍事的な臨時首都としての機能もありました。」
以前から其の点は指摘されていたはずですね。
アジアの不安定さ、は確かにそうでしょう。冷戦が終わって20年たったのでしょうか、1991年にソ連が崩壊してからですね。しかし21世紀のはじめに9・11です。冷戦から20年経過してまた新たな冷戦のような雰囲気ですね。中国の台頭とロシアの台頭ですね。そして中東を中心としたテロイズムの蔓延ですが、誰が引導を引いたか?沖縄に君臨するアメリカです。そしてその核の傘の下に日本がいますね!この構図を変えないと未来は暗いのでは?
あと今世界中で起きてるテロも基地で起きるとは限らないんですよ。街中ですよ。
基地があるから攻撃されるのではなく、基地があってもなくても攻められるときは攻められるのです。
nasakiさんのおっしゃる通り今のアメリカの核の傘の下に日本がいる構造は良くないです。だからこそ憲法改正が必要です。長期的な日本の目標は軍事強化です。その結果アメリカ軍基地をなくせます。段階的な方法が必要です。日本に憲法9条がある限り、軍事力をもてません。憲法改正するまでは米軍にいてもらわなくてはいけません。なぜなら自国で守れない状態で、防衛上の空白を作ってしまえば、周辺国に付け入る隙を与えることになるからです。連続性のある防衛体制をしき、防衛上の空白を作らせないことが必要なので、普天間基地は辺野古に移設が最善なのです。普天間は市民にとって危険ですからね。
あとnasakiさんの発言から基地撤退をおっしゃってますが、日米安保にももちろん反対しているんですよね?それなら憲法改正、徴兵制はもちろん必要と考えていますか?違うのであれば、基地なき後の沖縄と日本の安全保障についてどのように考えてますか?まさか、本当に基地がなければ平和が訪れるとおもってないですよね?もう一度言います。基地があってもなくても攻められる時は攻められます。
世界中の人がいい人ばかりではないです。世界市民とかいう空論は現実的ではありません。歴史と現実を見ましょう^ ^
二点目は地球市民的視点ですが、1960年代に歴史家のトインビーは『人類の未来」の冊子の中で一国で国は成り立たないと書いています。その通りです。国境を越えた経済(貿易)で国と国が成り立っているのですよね。その国と国の関係性を友好に保つことが平和の維持になりますね。0.2%の差異しかないという共通の人類としての立脚点を見据えないと地球そのものが危うくなりますよね。人類共生協働で仲良くの未来がいいですね。君たち若者はもっと視野を広げた方がいいね。英語の論評も、中国語の論評も直接読める知性人でもあってほしい沖縄の青年たちです。
基地を無くせない理由はもっと単純です。人は争う生き物だからです。夫婦喧嘩を無くせない、犯罪を無くせないのと根本は同じだと思います。nasakiさんも嫌いな人いらっしゃると思いますが、その方と仲良くなれないのが人間が基地を無くせない理由と言えるでしょう。