(人が消えたパレット久茂地の6階から撮った写真。9階のシネマで三島由起夫と全共闘を観た帰り際)
三島由起夫は左翼的だったという芥さんの発言はとても興味深い。
いわば転向しなかった芥正彦の60歳の時の発言!
芥正彦 インタヴュー ATTITUDE 2007 CAMK 1/4
https://www.youtube.com/watch?v=RSauerA8B9M ①
原爆の光とゼロから出発した芥の全共闘の若者たち--三島は戦前の絶対的なもので剥奪された自我を生きてきた三島はわたしたちへ友情のようなものを持っていたと芥さん。空虚な三島さんだったに違いない。終戦のゼロの世界から出発した戦後日本。原爆の光とゼロ!
https://www.youtube.com/watch?v=eJmXt0cBGoY ②
https://www.youtube.com/watch?v=9USuGx4yKBU ③
https://www.youtube.com/watch?v=xIdxFkiPW2U ④
アルトーの残酷演劇とヒットラー。
三島の切腹は戦争責任を取れなかった天皇を殺せなかったゆえ、との発言、興味深い。
黒テントや自由劇場の商業化があった。さとうまことのブレヒト的なもの。
なぜ演劇か?死の複製しか作れない文学?チョムスキーがアナキストであるように、ずっとアナキストでなければならない。地下は希望を隠しておく場所ですよ。生命は何度も死をクリアしてきたものが生命で、希望は無数にこうむってきた死の中の一本の光の糸のようなもの-。
マクベスは希望がない。主体がない。お化け(魔女)に翻弄されている。
ハムレットには希望がある。生きようとする希望がある、主体がある。アングラ的ハムレット。ホーティンブラは地上。
転向をしてこなかった芥さん。死ぬか、転向か。言語も責任を見いだし得るものがありそうな気がする。死を通過していく希望のようなものがある。自分という灰をかきまぜている芝居ーー。
とても興味深いインタビューだと言える。芥さんが女性にもてたとKさんは話していたけれど、確かに女性がほっておかない男性のニヒルなイメージがするが、しかし、骨格の思想性が明確なんだと見える。三島は共産主義や社会主義をしっかり理解していなかった。『死霊』の話も。
アポロン的なもの(文明、原爆も)とディオニュソス(天皇もその変形)←なるほど
存在論的暗闇ー三島、天皇万歳も革命万歳も同じ。アメリカ天皇万歳(右翼)