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OSTRICH FEATHER BOA

お前の意見は求めん。

kynch. TOUR16 THE NITES OF AVANGARDE @福岡DRUM LOGOS

2016-11-06 15:14:16 | LIVE

 lynch.ご本人たち念願の初LOGOSワンマンでした。今年lynch.はCrossfaithの対バン、Be-1の2days、LSVで既に福岡市内だけでも4回も来てます。僕もLSV以外全部行ってて4回目になるのかな?年に5回も福岡に来るバンドも中々いないけど、こういう地道な積み重ねが道を切り開いていくというのを彼らに教えてもらった気がします。LOGOSで演奏しているメンバーの表情を見ると、ずっと今年一年彼らの福岡の目標はLOGOSを達成することで、しかも見たかった景色がそこにあったことに感動しているように見えました。もう2~3年前、始めてBEAT STATIONやってた時から言ってたから、LOGOSに来ることが決まっていたので頻繁に来てくれていたのかもしれないけど(笑)

SE:AVAN GARDE
1.EVIDENCE
2.DAMNED
3.GREED
4.F.A.K.E
5.I BELIEVE IN ME
6.KILLING CUNT
7.PRAYER
8.GUILLOTINE
9.UNELMA
10.PHANTOM
11.FAREWELL
12.PLEDGE
13.NEW PSYCHO PALALYSE
14.INVINSIBLE
15.NEEDLEZ
16.GALLOWS
17.ADORE
18.pulse_
19.THE OUTRAGE SEXUALITY

ENCOLE1
20.MOON
21.59
22.discord number
23.A GLEAM IN EYE

ENCOLE2
24.TIAMAT

 「AVANGARDE」が出ることが決まった時、「D.A.R.K」という僕の中での最高傑作を超える作品が一年待たずして形になれるのか不安で、しかもベクトルが違う作品ということでそれを自分が受け入れられるか心配だったんですが、蓋を開けるとストレートでも、なんか解放された感じがあったんですよね。「EVIDENCE」や「NEEDLEZ」「THE OUTRAGE SEXUALITY」のような従来の作品にもあったリフで攻めまくる曲もあれば、「PLEDGE」「UNELMA」のようなメロディーとヘヴィネスが融合したような曲、「DAMNED」や「KILLING CULT」「PRAYER」のような複雑さより単純明快さだったり、「PHANTOM」「FAREWELL」のような空間や隙間を十二分に活かしたバラード等等...シンプルでも情報量は多くて、今までの積み重ねを凝縮させたものがしっかり音に反映されているなあと。
そんな「AVANGARDE」という作品に伴うライブですけど、今回に関してはどっちかというとLOGOSでワンマンをやること自体に重きがあったような日でした。MCでも「結構客入ってるらしいじゃないですかー!!」って。とにかく組んだバンドが初めてワンマンライブする喜びに近いワクワクしている感じがメンバーから伝わってきたし、葉月氏はもうMCで最高×10回位言ってたくらい、終始笑顔でした。会場が広くなった分、「AVANGARDE」のあの突き抜ける世界がさらに広がっていく様に聞こえたし、やってて気持ちが良かったんでしょうね。
セットリストも少し今までの流れと違う感じになってました。大元は変わらないけど、「EVIDENCE」の後に「DAMNED」が来た時はもうギア上げてくるかと思ったし、「KILLING CUNT」「PRAYER」の序盤から余り演奏されてこなかった「GUILLOTINE」が披露されたり。「KILLING CUNT」「PRAYER」に関してはやっぱりあのシンプルさが逆に妙味です。メタルコアやシャッフルの間でリフのシンプルさが際立ってました。面白いなと。中盤のバラードパートの「PHANTOM」「FAREWELL」は似ているようで成り立ちが全然違う曲だと再認識もできました。その後に「PLEDGE」が演奏された時は救いのように聞こえたし、終盤では「NEW PSYCHO PALALYSE」「ADORE」のようなアンコールとかでしかやらなかったような曲が本編に入ってたり、「VANISH」「THE FATAL HOUR HAS COME」「MIRRORS」「ALL THIS I'LL GIVE YOU」のようなライブで必ずやっていた曲が、葉月氏の言葉を借りるなら「無くても違和感なくライブが成立してる」のが新しかったな。本編ラストも「pulse_」ではなく、「THE OUTRAGE SEXUALITY」で盛り上がらせて終わるという。前作の「INVADER」の延長線にあるような曲ですが、単純にライブでやってて楽しい、盛り上がる、そんな楽曲たち。そういう意味では葉月氏の言う通りライブで存分にAVANGARDEの曲はその効能を発揮していました。

 アンコールでは悠介氏が珍しく「イエイイエイ福岡!お前ら最高じゃん!」と叫び、MCでは初めて福岡に来た時の思い出をリーダーと共に回想。10年前にMad Tea PartyでASAGIさんっていう人と..みたいな話から楽屋がないから階段でメイクしてたような話から、10年前リーダーが32で明徳氏が19...でお前何やってた!?みたいな話になったり、今度からもうLOGOSでやりますと宣言したりと、少し福岡で10年を振り返ってもらって頂きました(笑)まあ、そんなアンコールで「A GLEAM IN EYE」で感動的に終わったのですが、予想に反してメンバーがあまり時間を空けずに登場していきました。僕的にこれが一番のサプライズだったんですけど。毎回出てほしいと思いながらスタッフの帰れフリで諦めてしまっていたのですが、今回は何と「LOGOSだからやるんじゃねーぞ!!オマエたちが素晴らしかったからやるんだ!!」という東京ドームシティホールで叫んだ伝説のMCに似た葉月氏の御言葉からの、福岡では5年ぶりのWアンコールで「TIAMAT」で終焉。まさかでした。

 最後はライブハウスで仲良くなった人たちと話し込んで帰宅の途に着きました。ちゃっかり玲央さんのピックもゲットして、とにかくライブが盛り上がって楽しかった..そんな解放されたようなライブでした。だから、この先どうなるんでしょうね。もう、D.A.R.Kのあの感じではないけど、枷みたいなものが取れて何処までもこれから先の方向性が広がっていくんじゃないでしょうか。そうなると、未来が予測できない。闇を抜けた先に何を見つけるのかが。


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