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夏目漱石『こころ』

2013-01-15 | あ行の作家
夏目漱石『こころ』




私は淋しい人間です。

私は私自身さえ信用していないと言う先生。

先生の横顔に、ふとよぎる黒い影。

決して近づくことができない先生。

人間はいざという間際、誰でも悪人になるのだな。

2章の「両親と私」はこういうお話だったんだね。

この年になると心にしみる。


あと、最近読んだのは

金子哲雄『僕の死に方 エンディングダイアリー500日』



41歳で亡くなるなんて可哀相すぎる。

無念だっただろうな。

死との恐怖と覚悟。

そして妻への愛。

そもそも人間いつ亡なくなってもおかしくないんだけれど。


あとは

中村 仁一、久坂部 羊『思いとおりの死に方』



メディアでは元気なお年寄りが取り上げられているが

そんな人はほんの一握り。

年をとると、ちょっとした障害者になると思う。

「余命6ヶ月エクササイズ」はとてもよいな。



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