作者は慶応法学部卒業後、三菱銀行(当時)入行のエリートらしいので、難しい
のでは…と思いつつ読み始めたのだが…。10話短編の構成、主人公もその都度
変わるのだが、流れるような展開であり、難しくもなく、とっても読みやすい文章
だった。
舞台は大田区にある、東京第一銀行長原支店。いやーめちゃ面白かった!!
この作家残念ながら『空飛ぶタイヤ』では直木賞を逃したのだが、この本を
読む限り受賞してもおかしくないと思わせる筆力の持ち主。
会社は戦場。どんなことがあっても、自分のため、家族のため、生き残らな
ければならない。息づまる攻防。明らかになる人間関係。
ページをめくる手が止まりませんでした。中盤からは新たな展開に突入して
いきます。ラストはとっても気にいらないのですが(笑)許せます。
感動ではない、リアルさを味わって欲しい作品です。一気に読めちゃいますよー。
ちなみにシャイロックとは、シェークスピア「ヴェニスの商人」に出てくる
悪辣、非道、強欲なユダヤ人の金貸しなのだそう。なんてナイスなネーミング!!
5点中3.7点
んでオビ裏文面にはこんなコトバが...
「貸す」と「借りる」の間には様々な関係が存在する。そこには超えてはならない一線があるのだが、ときとして銀行員はそれを越え、ただの金貸しとなる。金のために人生を賭し、組織の論理より人生の論理を優先させる。ときにそれが暴走し、銀行という組織を軋ませる事件へと発展するのだ。そんな金貸しと化したひとりの銀行員が、本書の舞台となる東京第一銀行長原支店にいる。果たして彼がどうなるのか。金貸しの末路をその目で確かめて欲しい。 池井戸 潤
と書いてあった。
参考になりましたらクリックをお願い致します。
↓
【ほんぶろ】~本ブログのリンク集
のでは…と思いつつ読み始めたのだが…。10話短編の構成、主人公もその都度
変わるのだが、流れるような展開であり、難しくもなく、とっても読みやすい文章
だった。
舞台は大田区にある、東京第一銀行長原支店。いやーめちゃ面白かった!!
この作家残念ながら『空飛ぶタイヤ』では直木賞を逃したのだが、この本を
読む限り受賞してもおかしくないと思わせる筆力の持ち主。
会社は戦場。どんなことがあっても、自分のため、家族のため、生き残らな
ければならない。息づまる攻防。明らかになる人間関係。
ページをめくる手が止まりませんでした。中盤からは新たな展開に突入して
いきます。ラストはとっても気にいらないのですが(笑)許せます。
感動ではない、リアルさを味わって欲しい作品です。一気に読めちゃいますよー。
ちなみにシャイロックとは、シェークスピア「ヴェニスの商人」に出てくる
悪辣、非道、強欲なユダヤ人の金貸しなのだそう。なんてナイスなネーミング!!
5点中3.7点
んでオビ裏文面にはこんなコトバが...
「貸す」と「借りる」の間には様々な関係が存在する。そこには超えてはならない一線があるのだが、ときとして銀行員はそれを越え、ただの金貸しとなる。金のために人生を賭し、組織の論理より人生の論理を優先させる。ときにそれが暴走し、銀行という組織を軋ませる事件へと発展するのだ。そんな金貸しと化したひとりの銀行員が、本書の舞台となる東京第一銀行長原支店にいる。果たして彼がどうなるのか。金貸しの末路をその目で確かめて欲しい。 池井戸 潤
と書いてあった。
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「空飛ぶタイヤ」でも東京ホープ銀行という
大手銀行が登場し、そのリアルな描写に
唸っていたものですが、元銀行員と聞き
激しく納得です。
私も「シャイロックの子供たち」は
必ず読みますよー。
そうそう、「赤い鯨と白い蛇」が
届いたので、今読んでいる作品が
終わったら読みますよー。
あぁ、楽しみです♪
『シャイロック.』はものすごい衝撃や感動があるわけではないのですが、とにかく流れるように物語が展開していき、気分は銀行員って感じ(笑)とにかくリアルなんです。ラストはイマイチなのが残念なんですけどね。池井戸さん 私も遡って追っかけたい作家です♪
『赤朽葉…』ぐんぐん、びゅんびゅんのうえ、ガツンなのですかっ!!!BEEさん 長島みたいですよ!!(笑)
やっと図書館に入ったようので、明日取りに行ってきま~す。うひ。
あー『赤い鯨…』買っちゃいましたね!!ちなみに先輩は1時間ちょっとで読んだらしく「まあまあ良かった」と言ってましたよん。BEEさんに合うといいけど~。
陥りそうなリアルさでした(笑)
銀行に行くと、あの人もこの人も
トラブルを抱えているのかしらんと
見てしまったり(笑)
ま、実際の銀行員の人には
いい迷惑かもしれませんね。
池井戸さん、はまってますわ。
ましたか。架空の都市銀行の支店を舞台に、
さまざまな立場(副支店長をはじめ、中堅
社員、女子行員、新人、検査部員、パート
など)で描かれていました。
いや~リアルですわ!!
池井戸さんのは、けっこう読みやすいですよね。
『空飛ぶタイヤ』楽しみです♪