人生50年の時代に、50を前にして、オランダ語習得を目指した
『解体新書』の訳者、前野良沢(まえの・りょうたく)が主人公。
良沢は派手なことは好まず、人嫌いなため、親しい友もいない。
近づきがたい学者肌だ。
良沢はオランダの医書『ターヘル・アナトミア』(解体新書)を苦心の末
翻訳するのだが、訳者として本に名前が刻まれたのは、杉田玄白であった。
無名の医師であった玄白が『解体新書』により、富と名声を得ていく一方で
良沢には次々と不幸が襲う。
さて感想。
オランダ語研究者として生きようとした良沢。
医師として、人体の構造を世に示そうとした玄白。
二人の間の深い溝。
まるで、光と影。
あまりにも対照的な人生でした。
面白かったです。
が...真面目だが、偏屈で不器用すぎる良沢も、機転がきき人あたりは
良いが、したたかで抜け目のない玄白も、どちらも好きになれず^^;
(たぶん著者は玄白が大嫌い。まぁ「ええとこどり」やからなぁ)
良沢は決して自分に満足することはありません。
学問に対する情熱は、ものすごいです。
人生を賭けるものに出会えるって、本当に素晴らしいなぁと感じました。
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『解体新書』の訳者、前野良沢(まえの・りょうたく)が主人公。
良沢は派手なことは好まず、人嫌いなため、親しい友もいない。
近づきがたい学者肌だ。
良沢はオランダの医書『ターヘル・アナトミア』(解体新書)を苦心の末
翻訳するのだが、訳者として本に名前が刻まれたのは、杉田玄白であった。
無名の医師であった玄白が『解体新書』により、富と名声を得ていく一方で
良沢には次々と不幸が襲う。
さて感想。
オランダ語研究者として生きようとした良沢。
医師として、人体の構造を世に示そうとした玄白。
二人の間の深い溝。
まるで、光と影。
あまりにも対照的な人生でした。
面白かったです。
が...真面目だが、偏屈で不器用すぎる良沢も、機転がきき人あたりは
良いが、したたかで抜け目のない玄白も、どちらも好きになれず^^;
(たぶん著者は玄白が大嫌い。まぁ「ええとこどり」やからなぁ)
良沢は決して自分に満足することはありません。
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