Pains パリの味

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ベーカーテクノサービス

ベーカリー商品

2018-05-22 07:45:15 | Weblog

ヒメシャガ

和庭園

ひなげし

宅配ピザが連日の割引セール。30年間同じ事を繰り返してきたが、冷えるとゴムの様な生地では嫌われるのは当然。まして、チーズの価格が上昇してからは、チーズの質を落としてチーズ風味の得体の知れない物を使う様になった。これはチーズとの違いが分からない程の優れ物だが、胸焼けが激しい。これでは売れなくなるのは当然。

一方ベーカリーも冷めたピザを並べている店が未だにある。特にインストアーベーカリーにこの傾向が強い。一時は人気商品であったので、焼きたてに群がるお客様がいたが、今では完全なお荷物商品。さらに今からピザオーブンを導入するスーパーもある。呆れるばかりである。

お客様の志向の変化など全く考えていなのであろう。店を大きく、広くすれば売上が上がると信じていた連中である。それは経済が拡大している成長期は当たり前であるが、いまの様な成長が収まった時代には通用しない。それが今だにわかっていない。拡大競争だけで中身を忘れた業界はいづれ破滅が待っている。デパートが良い例であるが。自分たちで商品を開発してこなかった、そこが弱点である。

インストアーベーカリーも冷凍生地依存、メーカー依存、人任せ。これを延々としてきたのだから、そして冷めたピザを今だに並べているその神経。

今必要なのは商品を変える、売り方を変える、それよりも先に先ず自分たちが変わらなければ、お客様の方を向かなければ。お客様の方を向けば自ずと「いらっしゃいませ」も「有り難うございます」も出てきますよ。

人任せから自分たちで商品を作る、開発する気持ちがあれば、もっとマシな売り場になるでしょう。

ベーカリーのパートは惣菜のパートに比べると動きが遅い、一人当たりの売上は悪い。しかし人数だけは無駄に多い。惣菜のパートは黙々と仕事をこなしている。しかしベーカリーのパートはゆっくり、ゆったり。自分たちを特別な人間と勘違いしているのでは?パンが作れるから?ただ冷凍生地を焼いているだけだが?それもプロは絶対に行わない悪い作業方法とスピードの遅さ。ここが際立つパート天国と化している。惣菜は誰でもできるが、パンは私きりできないと思い込んでいる様子。そんなのパン屋の動きではないし、パン屋では無い。絶対に違う。鼻高々だが、この高い鼻をへし折って、フニャッとさせない限り、インストアベーカリーの再生は無い。

経営者が原点に立ち戻らなければ。現場をよく見ている経営者のスーパー各店舗は、挨拶もできるし、ベーカリーのパートも良く働く。数年前に東北で関わったスーパーは良い売り場であった。