~ならしのの風に乗って~

二人三脚で綴る夫婦の気ままな日記

中村紘子さんのラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番

2015-04-11 07:49:12 | 音楽
私(おじさん)の音楽日記です。
今日紹介するのは、中村紘子さんが演奏したラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番ニ短調op.30です。

先日、レーザーディスク・プレイヤー(LDプレイヤー)を購入した時、最初に買ったLDが中村紘子さんが演奏するムソルグスキー作曲の組曲「展覧会の絵」だったことを書きました。(こちら)

中村紘子さんは、1965年の第7回ショパン国際ピアノコンクールで、日本人として10年ぶり二人目の入賞、第4位入賞と最年少者賞を併せて受賞したということで、脚光を浴びていました。
ちなみに、この回のショパン国際ピアノコンクールでの1位はマルタ・アルゲリッチさんでした。(こちら)
(なお、今までの日本人最高位は、第8回の内田光子さんで、第2位銀メダルです。)

中村紘子さんは、最年少で入賞というピアノの技術がすごいだけでなく、知的でしかも美人です。
注目されるのも当然ですね。

家内と結婚した時、家内が中村紘子さんのピアノ曲集のカセットテープを持ってきました。
私も中村紘子さんが好きだったので、びっくりしました。


さて、今回紹介するラフマニノフのピアノ協奏曲第3番はピアニストにとって超難曲として有名です。
しかも、男性向きのピアノ協奏曲だと言われていました。
それが、日本の女性ピアニストが、世界的にも有名な指揮者、オーケストラをバックに演奏したのですから、凄いです。
そういった訳で、その演奏を収録したLDを購入しました。

ピアノタッチのせいでしょうか、弱音部分が少し固かったり、盛り上がる強音部分が少し単調に聴こえてしまうところもありますが、素敵な演奏です。
本当に頑張っているなあーと感動です。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
実は、その後この組み合わせのCDを入手しました。

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番ニ短調op.30
  独奏:中村紘子(p)
  指揮:エフゲニー・スヴェトラーノフ
  管弦楽:ソヴィエト国立交響楽団

家内のお父さんのCDライブラリの一部を分けてもらったものにありました。
お義父さんも中村紘子さんを好きだったようです・・・


それで、このCDとLDの演奏の違いが分かりました。
CDはスタジオ録音で、1985年1月24日に収録されています。
一方、LDはライブ録画で、1985年1月25日の定期演奏会の録画とあります。
スタジオ録音した直後の演奏会を録画するというのはよくあることですね。
ライブでの完成度を観ると納得でした。

中村紘子さんは才色兼備のピアニストです。
天がニ物を与えてくれた本当に羨ましい方です。

その後も、何枚もCDを出したり、ショパン国際ピアノコンクールの審査員をやったり、その活躍ぶりはすごいですね。

中村紘子さんが演奏したラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番もなかなかいいですよ!