コスモスは「秋桜」と呼ばれ、秋の季語にもなっている植物ですが、7~8月頃に咲く「夏咲き」、10~11月に咲く「秋咲き」、夏咲きと秋咲きの間の9月に開花させる「早咲き」の3つの種類が入れ違いに咲きます。もともとは、「秋咲き」のコスモスが最初で、夏咲きや早咲きのコスモスは品種改良によって生まれたそうです。
中心部にある小さなツボミのような部分が「真花」と呼ばれる花で、周囲の花びらだと思っている部分は、ガクが発達したもので「装飾花」と呼ばれています。「装飾花」の真ん中にある小さな花は、おしべもめしべも退化しているので、実は結びません。「ガクアジサイ」の名は、「真花」を「装飾花」がまるで額縁のように、縁取っていることから名付けられたそうです。
ササユリ(笹百合)の名は、葉が笹の葉と見分けがつかないくらいよく似ていることから付けられたと言われています。そもそも、ユリという名前は、風にあおられて花が揺れる様子から「揺すり」と呼ばれ、それが変化して「ユリ」になったそうです。発芽から開花まで、4年以上(7年?)かかる希少な花で、6月~7月頃に茎の先に淡いピンク色の花を咲かせる日本特産の日本を代表するユリです。花言葉「上品」淡いピンク色の花を少しうつむき加減に咲かせる姿が控え目で上品なことから付けられました。立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花ですね。
和菓子づくりの里「叶匠壽庵:郷寿長生の郷」では、約千本の城州白梅がたくさん実をつけています。城州白梅は、芳醇な香りが特徴の晩生の希少品種。今年も恒例の「梅狩り(梅詰め放題)2022年6月11日(土)~7月3日(日)」が開催されています。梅の花はよく見かけますが、鈴生りの梅の実は初めて見ました・・・