我慢Week最後の投稿は、カピトリーニ美術館です。カピトリーニ美術館は、ローマの7つの丘で最も高いカピトリーノの丘(古代ローマのアクロポリス)に建つ美術館。ローマの町が一望できるビュー・ポイントやフォロ・ロマーノが一望できるビュー・ポイントがあり、一般市民に公開された美術館としては世界最古のものといわれている美術館です。「カピトリーノの雌狼」は、ローマの建国神話を描いた最も有名なブロンズ像。古代ローマを建国した双子の兄弟(ロムルスとレムス)が雌狼の乳を飲んで育ったという伝説を表した作品で、ローマのシンボルになっています。双子が狼の乳を吸っているブロンズ像は、紀元前5世紀の作とされる狼の像に双子が後に付け加えられたものですが、いまやそのコピーは街のあちこちに飾られ、地元サッカーチームのエンブレムにもなっています。
世界最小の国バチカン市国に位置する、世界最大級の美術館「バチカン美術館」です。バチカン美術館はバチカン宮殿内にある24の美術館の総称です。 見学できる部屋数は1400、それらをつなぐ通路は全長7km。 迷路ような建物は、数々の礼拝堂とギャラリーを併せ持つ世界有数の美の宝庫です。「地図の間」「ラファエロの間(アテネの学堂)」「システィーナ礼拝堂(最後の審判)」・・・とにかく凄い!システィーナ礼拝堂は、ミケランジェロの最高傑作「最後の審判」がある礼拝堂です。教皇シクストゥス4世によって建てられ、現在はローマ教皇を選出する会議の場としても利用されています。映画『天使と悪魔』で次回のローマ教皇を選ぶシーンで枢機卿達による投票(コンクラーヴェ)が行われたのがこのシスティーナ礼拝堂です。礼拝堂内部は、全面撮影禁止です。残念・・・
おまけですが、「大塚国際美術館」では、システィーナ礼拝堂天井画完全再現されています!高さ16メートルの位置にある800平方メートルの天井には、旧約聖書の「創世記」の物語や、「最後の審判」などが、陶板名画(陶器の大きな板に原画に忠実な色彩・大きさ)で再現されています。米津玄師さんが2018年末に紅白で歌った礼拝堂としても有名・・・こちらも凄い!