Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

サルオガセ(猿尾枷)

2016年10月25日 | 

 蓼科で不思議な植物を見た。大きな木に「植物繊維」、いやいや薄緑の「ととろ昆布」のような不思議な植物がくっついているのである。これは何だろう?寄生植物なんだろうか?
 ちなみにこの植物、サルオガセ(猿尾枷)という。調べてみるとこの植物、地衣類の着生植物というらしく、くっついている木々の栄養を吸い取るために寄生しているわけではなく、空気中から栄養分をとり、光合成をしているらしい。難しいことはわからないが、涼しい場所に生息する植物なのである。
 それにしても、この名前が面白い。猿が木々を飛び回ろうとすると、その猿の長い尻尾が、この植物に絡んで、足枷ならぬ、尾っぽ枷になる、こんな意味じゃなかろうか。これは勝手な想像である。実は、今、このように説明できるのだが、この植物を先日知った当初、この名前がぜんぜん覚えられなかった。いじわるな友人たちが私にその名前を質問するのだが、そのときに出た名前が「サルガンギ(猿雁木)」。全く意味不明である。なぜか皆に大笑いされたのだった。