三日月になった木漏れ日がきらきらと地面を泳いでいる。なんだかもったいなくて踏むことはできないよ。太陽を遮ることもできないよ。できるだけ地面をゆらゆら泳いでいて欲しいもの。
学生たちはそんな木漏れ日を囲んで、まるで池の金魚を眺めるように、コンクリートの地面を静かに見つめている。不思議な光景。ここはいつも君達がなにげなく踏みつけていく「道」なのに。
でもね。そんな三日月の木漏れ日ばかりではなくて、その三日月と三日月の間の不思議な影だって素敵。だから、あと30分だけでも、ここを誰も通ることの出来ない「道」にすればいいのにって本当は心の中で思っていたんだよ。
学生たちはそんな木漏れ日を囲んで、まるで池の金魚を眺めるように、コンクリートの地面を静かに見つめている。不思議な光景。ここはいつも君達がなにげなく踏みつけていく「道」なのに。
でもね。そんな三日月の木漏れ日ばかりではなくて、その三日月と三日月の間の不思議な影だって素敵。だから、あと30分だけでも、ここを誰も通ることの出来ない「道」にすればいいのにって本当は心の中で思っていたんだよ。