Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

ミスコミニカシー

2009年07月10日 | 家・わたくしごと
 このタイトルでは絶対に検索されないキーワード「ミスコミニカシー」。インドネシア語のミスコミュニケーションのこと。今日一日、大学を不在にしたが、このタイミングで大学と連絡をとらねばならない問題が生じてしまった。結果的には上司も巻き込む展開に発展した。
 タイミングがあまりにも悪かったといえばそれまでだが、その場にいればきっと解決できていたという問題。とにかくここに至るまでに、私の事務的能力の欠如から、さまざまな人とのミスコミニカシーが生じていたことが発覚する。
 東京と沖縄って、そんな遠い距離だと思って行き来しているわけではなかったのに、今日だけは朝までいたはずの場所がはてしなく遠く彼方の島に思えてしまう。これが距離なのだ。地理的には同じであっても、精神的な距離は長くも短くも感じられるもの。でも東京でジタバタしても始まらないので諦めることにする。これもまた血圧を上げないための対処法。

海ぶどう

2009年07月10日 | 那覇、沖縄
 今日からワヤンの練習で東京である。知人から海ぶどうを頼まれていて、それを大学の帰りに買おうと大きなスーパーに寄って探すが見当たらない。海ぶどうといえば沖縄観光の定番というべき品なのだが、置いていないのだ。一旦は家に戻ったもののあきらめられずに、夜遅くバイクでいくつかのショッピングセンターをまわったが、やはりどこにも売られていない。「海ぶどうありますか?」と店員に聞いても「うちには置いていない」と、まるで鸚鵡返しのような答えが返ってくる。
 考えてみれば沖縄の地元の人が海ぶどうを食べるとか、街の食堂にメニューがあるとか、その手の話を聞いたことも見たこともない。私も10年近くもここに住んでいるのに、海ぶどうを食べたのは観光客向けのレストランで、しかも数回だけだ。ようするにこの食べ物は地元の人が食べるものではなく、地元発信の観光土産であるために那覇郊外の大型スーパーには置いていないのである。食べないわけだから、置いておく必要がない。
 空港で買おうと思いつつも、やはり諦められずに「ダメもと」で家のすぐ近くにあるこじんまりしたJA(A-coop)に寄った。ところが、なんと久米島産の海ぶどうが売られているではないか!観光客なんて絶対来そうな場所ではないのに・・・。灯台もと暗しというのはまさにこのことである。それにしてもJA恐るべし。JAは全国チェーンのスーパーとは一線を画し、地元や産直にこだわっている気がする。久米島の漁協と関係があるとか?でもやっぱり地元でも買う人がいるってことなんだなと実感した。たとえば自分では食べなくても私のように、地元の人が「お土産」に買っていくみたいに。