Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

副都心線開通

2008年06月15日 | 
 土曜日に営団メトロ副都心線が開通した。ちょうど午後4時過ぎに新宿に寄ったので、新宿三丁目の駅を覗きに行く。まず驚いたことは新宿東口の商店街は開通のお祭りムードで、街路には開通の小旗がびっしりとかかっている。もちろんいつもの土曜よりも人手は多いだろう。
 地下鉄の入り口から地下に降りていくと、もうすごい人だかりである。特に副都心線の改札口はごった返している。少年から老年までの一眼レフを首から下げた鉄ちゃんの姿がちらほら見える。真の鉄ちゃんは、始発の写真を撮影してから乗車するだろうから、まあ、あまり気合のはいってない鉄ちゃん達なのだろう。
 子供連れの家族も姿も多い。母親が改札近くに立っている駅員に「記念グッズはどこで売っているんですか?」と質問している。駅員はすまなそうに「もう今日の分は全部売れてしまって明日、朝からの販売になるんです。」と答えた。うなだれる小学生低学年の男の子がすぐ横にいる。ぼくは心の中でつぶやいた。「真なる鉄ちゃんは、記念グッズを買うために前日から並ぶんだ。君も本当に記念グッズが欲しかったらそのくらいの気合が必要なんだ。きみは今日のくやしさをバネにいつかそんな鉄ちゃんになるんだろうか、それとも、こんなグッズのことも、鉄道が好きだったこともすべて昔の思い出として、大きくなっていくのだろうか・・・。」