みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

みるひかり

2017-10-12 | ことば

またマタ又しても、ちょっとご無沙汰いたしました


「みるひかりなさけのむくい」
というのは、全く上演されたことのない歌舞伎の演目です。

これは、為政者が国情を良く視察し、その優れた施政によって国民から慕われる、という全く波乱の無い退屈な物語なので、全く上演されないのです。


歌舞伎の定式幕



・・・というのは勿論、全くのウソでして「観光情報」を勝手に訓読みしただけです

但し「観光」の本来の意味は視察だったようです。

日本語というものは、外国語(中国語)の文字を取り入れて、しかも自己流(大和言葉への当て字)の読み方(訓読み)を付け足したため、読み方遊びができます

歌舞伎の定式幕というものは、江戸時代の美学の顕れ。いわゆる「いき」というものでしょうか。

歌舞伎で人気のある代表作には、長いものがありますね。仮名手本忠臣蔵が、その典型的例で、テレビが登場する遥か以前の「大河ドラマ」なのかも知れません。

歌舞伎の演目で好きなものは色々ありますが「勧進帳」の飛び六方で感じる爽快感はカタルシスと言えるでしょうか。



これからも1日おきの更新になったり間があいたりするかも知れませんが、どうぞ宜しく 
でも乞無期待







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