今日は何の日?

昔の今日は何があったのでしょうか?ちょっとのぞいてみましょう。

兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)(1995/01/17)

1995-01-17 05:46:52 | 地学系
 1995年1月17日5時46分に兵庫県南部で大地震が起きました。淡路島北部の活断層が動いたことによる地震で、地震の規模はマグニチュード7.2でした。揺れは広い範囲にわたり、鹿児島や新潟でも震度1を記録しています。兵庫県南部では震度6、神戸市、西宮市、芦屋市、宝塚市、淡路島の北淡町・一宮町・津名町の一部では震度7という強烈な揺れを記録しました。(当時はまだ震度は体感や周囲の状況に基づいて決めていました。1996年4月からは震度計によって自動的に記録されるようになっており、1996年10月からは震度5、6にそれぞれ強/弱の区別がなされるようになっています。)
 この兵庫県南部地震は大都市阪神地域での直下型地震で、「阪神淡路大震災」と呼ばれる大災害をもたらし、6400人以上もの人々が亡くなってしまいました。夜明け前の地震だったのですが、明るくなるにつれ、多くの建物や道路、鉄道などが倒壊・崩壊してめちゃくちゃになった街の様子が明らかになってきました。海岸地域の埋め立て地を中心に液状化現象により地盤が弱くなったり地中から砂が噴き出し、人工島のポートアイランドは島全体が水浸しになりました。また、神戸市全域の各地で発生した火災は水道管の破裂や周辺の混乱のために消火活動が進まず、ますます被害が大きくなりました。とくに長田区の火災は丸1日近く延々と燃え続け、30万平方メートル以上が焼け野原になりました。人々は一時学校の体育館などに避難しましたが、住むところを失った人々はその後しばらく「仮設住宅」での生活を余儀なくされました。
 この地震/震災に関しては様々なWebサイトで情報を得ることができます。例えば「阪神・淡路大震災10周年記念事業・震災と復興の記録」のページなどがあります。

2005.12.31 作成 KT