今日は何の日?

昔の今日は何があったのでしょうか?ちょっとのぞいてみましょう。

ピアノ調律の日(1993/04/04)

1993-04-04 14:50:12 | 生活全般
1993/04/04

ピアノには縦型のアップライトピアノ、横型の大きなグランドピアノがあります。
どちらも音を出すしくみはおなじで、鍵盤をたたく事で、弦をたたき音を出すのです。
普段自分たちが見ているのは鍵盤とペダルです。
内部を見てみるとわかるように、88個の鍵盤すべてに、それぞれに対応した弦があります。
指の運動→鍵盤→ハンマー→弦をたたく→弦が振動→空気の振動=音
というしくみです。
弦の振動だけでは大きな音にはなりませんから、「響板」という部分に伝わり、普段のピアノの音色になるのです。
ペダルは音を伸ばしたり(つまり弦の振動時間を長くする)ややわらげたり(弦の振動を小さくする)はたらきをしています。

弦を使った楽器には色々なものがありますが、音程は弦の長さ、張り、太さで決まってきます。
ピアノの弦はピアノ線と呼ばれていて、非常に強い力で張られた金属の線です。
弦が同じ長さであれば太い弦の方が音は低くなりますし、強く張った方が音は高くなります。
単純な線だと特に低音では7~8m程必要になってきます。それだとピアノ本体には入りませんから、様々な工夫がされています。
巻き線というようなワイヤーの表面にさらに線を巻きつけていくような方法などです。
さて、強い力で張った弦をハンマーでたたく訳ですから、それにはゆるみが出てきてしまうことがあります。音程が狂うということが起こってくるのです。ですから、定期的に調律をして、音程の調整をしなければいけないのです。
調律の基準音は”A”、その周波数が”440Hz”ですから、国際ピアノ調律製造技術協会が1993年に、4月4日をピアノ調律の日として制定しました。