今日は何の日?

昔の今日は何があったのでしょうか?ちょっとのぞいてみましょう。

太陽暦制定記念日(1872/11/9)

1872-11-09 02:42:45 | 地学系
今日は11月9日。この日付を表す暦は太陽の公転運動をもとにした「太陽暦」です。今でこそ、なんの疑問もなく使われていますが、日本で、この太陽暦が使われはじめたのは、1872年(明治5年)からです。国際化の波が押し寄せる中、諸外国との交渉を進めるために太陽暦の導入が必要であったと言われています。そこで、明治5年の今日(11月9日)、明治政府がそれまでの和暦(旧暦)をやめて、太陽暦(新暦)を採用するという詔書を布告し、同年の12月2日の翌日が、太陽暦での 明治6年1月1日となりました。
 日本では、それまで、独自の和暦というものを使っていました。暦の種類には、太陽の運行をもとにした「太陽暦」(今、使われているもの)、月の運行をもとにした「太陰暦」(イスラム暦など)、太陰暦をもとにして太陽暦も組み合わせた「太陽太陰暦」(日本の旧暦)があります。
 時代劇で、「草木も眠る丑三つ時」なんていう言葉を聞きますね。これは江戸時代に使われていた「天保暦」での時刻です。天保暦は太陰太陽暦なので、太陽の関係に加え、うるう月を入れて暦を調整するため、1年が12ヶ月あったり、13ヶ月あったりと、とても複雑です。