今日は何の日?

昔の今日は何があったのでしょうか?ちょっとのぞいてみましょう。

ミツバチの日(1985/03/08)

1985-03-08 00:38:18 | 生物系
1985/03/08
ハチミツがミツバチによって集められた食品である事は有名です。この日は、全日本蜂蜜協同組合と日本養蜂はちみつ協会が制定しました。「みつ(3)ばち(8)」の語呂合せです。
ミツバチは、ハチ目ミツバチ科に属するコンチュウで、花の密を巣に蓄える性質を持っています。
日本ではニホンミツバチ、セイヨウミツバチの2種が飼育され、養蜂に使われています。
ニホンミツバチは古くから使われていましたが、それに比べより多くの蜜を採集するセイヨウミツバチが1877年に導入されました。サイズも大きく繁殖力の旺盛なセイヨウミツバチが、ニホンミツバチを駆逐するのではないかという心配がありました。しかし、ニホンミツバチは天敵であるオオスズメバチに対抗する手段を持っています。多くの蜂たちがオオスズメバチを取り囲み(蜂球)、熱を発生させて殺してしまうのです。もともとオオスズメバチがいないところで進化してきたセイヨウミツバチにはそのような対抗策がとれずに、セイヨウミツバチとニホンミツバチが置き換わるというところまではいたっていません。
養蜂家は、ミツバチの入った箱を持って花がたくさんある場所に移動します。巣から飛び出したハチは花を見つけると蜜を吸い、巣に戻って「8の字ダンス」をして巣からの距離や方角などを他のハチに知らせるのです。そうして集められた蜜は、本来幼虫の餌として利用されるのですが、人間が利用させてもらっているという事です。なお、8月3日は「はちみつの日」です。