昨夜、午後六時過ぎ、自民党本部において「郵政民営化を堅持し推進する集い」が急遽開かれ、そこに小泉元総理が出席したという。あらかじめ情報が流されていたと見えて、報道陣も沢山集まっていたし、前回は出席していた安部信三と菅 義偉は出席していなかったという。ここで冒頭 小泉による痛烈な麻生批判が行われ、その波紋は今日になっても、広がりつつある。念のために小泉の麻生批判全文を掲載しておく。
小泉純一郎元首相が12日、自民党本部で開かれた「郵政民営化を堅持し推進する集い」の幹事会で、麻生太郎首相の郵政民営化発言を批判するなどしたあいさつの内容の全文は以下の通り。産経WEBより引用します
「私は最近の総理の発言について、怒るというよりも、笑っちゃうくらい、ただただあきれているところなんです。
一昨日も総理から話がしたいということで電話で話をしたんですが、そのときに、たまたま小野次郎代議士のブログに「総理それはないでしょう」というのを読んでいたんです。
もう一つ、世耕(弘成)参院議員の「それをいっちゃあおしめえよ」。だからね、総理にね、「こういう意見が耳に入っていないでしょうから、官邸にこの小野次郎さんの文章と世耕さんの文章をファクスで送るから、よく読んでおいてくれ」と言っておきました。
大体、総理の方針とか、執行部の方針に批判的な意見を若手が出すとね。執行部からは、「後ろから鉄砲を撃つな」という押さえ込みがかかる。
最近の状況はね、「総理が前から、これから戦おうとしている人たちに鉄砲を撃っているんじゃないか、発言は気をつけてくれ」とよく言っておきました。
私についてもね、「常識の通じない男」だとか、「奇人変人」とか言っているようだけど、私は自分では常識をわきまえている普通の人だと思っているんです。
これから皆さん、遅くとも9月までには選挙を迎えて戦わなければならない。自民党がどうなっちゃうかみんな心配しています。
私もたまには非常識なことをするかもしれませんけれども、大体、政治においては常識的な路線というところに持っていくために、よく、話し合うことが必要だと思っています。
これからも、衆院の発議権と参院の発議権が違う場合が起こるかもしれません。そういうことを考えますとね、今、政局より政策優先だという国民の声が強い。
だから衆院の意見と参院の意見が違ったら、どういう政策ならば、対策ならば国民の納得ができる案を(できるのか)よく協議してもいいのではないかと私は思っています。
定額給付金の発言についてね、総理は「さもしい」とか「自分はもらわない」とか、いろいろといっていますけどね。この問題についても、私は本当にこの法案が3分の2を使ってでも成立させなければならんような法案とは思っていないんです。
もう私は次の選挙では引退表明していますから、あまり多くのことはいいませんが、「あのとき賛成したけれども、実はそうではなかったんだ」と言いたくないから、この定額給付金についてはもっと参院の意見と調整して、妥当な結論を出してほしいなと思っている。
これから皆さんは、選挙を目前にして戦わなければならないし、国民の理解を求めなければならない大事な時期ですよ。
ぜひとも9月までには国民に信を問わなければならないのですから、政治で一番大事なのは信頼感。特に総理、総理の発言は信頼がなきゃ選挙は戦えないんです。
信頼が大事だということを肝に銘じて、何とか難局を切り抜けるように皆さんと一緒に良い知恵を出していきたいと思い、今日は意見を聞かせてもらおうと思った」
この挨拶について勝谷誠彦はそのメルマガの中で下記のように述べていた
小泉発言とその影響について述べられたところを引用させていただく
以下引用
「発言内容は周到で、ケンカの売り方としては教科書のようだ。
<【小泉元首相による麻生首相批判のあいさつ全文】「総理が前から鉄砲を撃っているんじゃないか」>
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090212/stt0902122003005-n1.htm
<私は最近の総理の発言について、怒るというよりも、笑っちゃうくらい、ただただあきれているところなんです。>
まずは一発かます。この発言が今日の新聞各紙の見出しになっていることでも先制パンチの巧みさがわかる。その上で
<一昨日も総理から話がしたいということで電話で話をしたんですが>
「あちらから相談があった」ことを暴露して「格の違い」を示すのである。このあたりでもう麻生太郎首相レベルならば、戦意喪失である。その程度の男をまともに相手にしないということも言っておく。
<そのときに、たまたま小野次郎代議士のブログに「総理それはないでしょう」というのを読んでいたんです。もう一つ、世耕(弘成)参院議員の「それをいっちゃあおしめえよ」。だからね、総理にね、「こういう意見が耳に入っていないでしょうから、官邸にこの小野次郎さんの文章と世耕さんの文章をファクスで送るから、よく読んでおいてくれ」と言っておきました。>
自分が出ていくまでもない。代貸しを二人程度出すから、ちゃんと挨拶しろ、だ。いやあ、関係ない私でも怖くなるほどのケンカの凄味ですなあ。
もうこのあたりで麻生さんは地べたに倒れてひいひい言っている。そこにケリを入れた上で、財布や免許証をとりあげて「オドレ、サツに垂れ込んだら、家までいったるからな。家族もおるんやろ」と脅して保険をかけておく。
<定額給付金の発言についてね、総理は「さもしい」とか「自分はもらわない」とか、いろいろといっていますけどね。この問題についても、私は本当にこの法案が3分の2を使ってでも成立させなければならんような法案とは思っていないんです。>
つまり、目の前に集まっている「小泉派」に一声かければ衆議院で3分の2がとれないことを示しておくのである。これは脅しというよりもその通りなので、事実上麻生政権の命運は小泉さんに握られたことを、自民党の全議員は知ったわけだ。
麻生さんとその周辺が震え上がらぬわけがない。官邸でのぶら下がりの映像では、麻生んの顔は明らかに蒼白で、いつもの冷笑はなく、ひきつっていた。
<【麻生首相ぶら下がり詳報】「三位一体間違ってない」(12日夜)>
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090212/plc0902122104012-n1.htm
パニックの時は喋らなきゃいいのに、それができないのが麻生さんなのだ。またも墓穴を掘る発言をしている。
<定額給付金の話については、これは基本的には間違いなく政府、与党できちんと手続きを踏んで決めた上での結論ですから、粛々とこの法案を成立させるように努力しなくてはいかんもんだと思っております。>
郵政民営化と4社化も<間違いなく政府、与党できちんと手続きを踏んで決めた上での結論>じゃなかったっけ。それをひっくり返す発言をくり返しておきながら、オノレのバラまき金については、手続き論を前面に出しては、すぐに野党に突っ込まれるだろう。
同じパニックでも頭がより悪い馬鹿は逆にうまく立ち回る。
テレビで流れた森遅漏元首相の態度見ましたか?料亭飯を食って出てきたあと、囲む記者たちに対して「うるさい、うるさい」と怒鳴りまくり最後は両手で振り払って車に乗りこんだ。ここまで政治屋どもが露骨に動揺しているのは久しぶりに見た。
ケンカ師の怖いところはいちど火がつくと、もう頭に血がのぼってどこまで行くかわからないところである。小泉さんのこの行動に私は注目する。
<小泉元首相が14日から訪露>
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090212/stt0902121754002-n1.htm
麻生さんの訪露が18日ですよ。小泉さんは20日まで滞在するわけだから、その手のひらの上に麻生さんは行くようなものだ。失敗すれば小泉さんは知らんふり。成果があれば、小泉さんのモスクワでの根回しのせいだと言われるだろう。
民主党は警戒度をトップレベルまであげた方がいい。確かに今のままいけば、今度の総選挙で政権交代が起きるだろう。
しかし、もし負けるとすればたったひとつのことが起きた時だ。小泉純一郎の総裁復帰である。小泉さんは首相に返り咲くと、ただちに解散総選挙をするだろう。自民党の圧勝は間違いない。
ああ、恐ろしい。しかし、自民党はそういう信じがたいことをやって生き延びてきた政党なのだ。あり得ないことではない」 引用終わり
ふう~~~~ん 経過とはこのようにするものなのか~~~~~~ ここで述べられていないことは唯一つ・・・ 解散権は現職の総理大臣にしかないということです 麻生が破れかぶれで解散するかもしれないとはさすがにどのメディアでも言っていませんが、普段 意見の一致を見ることが少ない我家では、自分も奥方も、破れかぶれ解散がありうるという見解で一致しています。ボンボンの悪餓鬼を追い詰めたら何をするか見当はつきます。まして内閣を構成する大臣方は、皆様お友達ですから、麻生の方針に反対する人は皆無だと思います。早く解散してくれないかな~~~~~~~~~~
小泉純一郎元首相が12日、自民党本部で開かれた「郵政民営化を堅持し推進する集い」の幹事会で、麻生太郎首相の郵政民営化発言を批判するなどしたあいさつの内容の全文は以下の通り。産経WEBより引用します
「私は最近の総理の発言について、怒るというよりも、笑っちゃうくらい、ただただあきれているところなんです。
一昨日も総理から話がしたいということで電話で話をしたんですが、そのときに、たまたま小野次郎代議士のブログに「総理それはないでしょう」というのを読んでいたんです。
もう一つ、世耕(弘成)参院議員の「それをいっちゃあおしめえよ」。だからね、総理にね、「こういう意見が耳に入っていないでしょうから、官邸にこの小野次郎さんの文章と世耕さんの文章をファクスで送るから、よく読んでおいてくれ」と言っておきました。
大体、総理の方針とか、執行部の方針に批判的な意見を若手が出すとね。執行部からは、「後ろから鉄砲を撃つな」という押さえ込みがかかる。
最近の状況はね、「総理が前から、これから戦おうとしている人たちに鉄砲を撃っているんじゃないか、発言は気をつけてくれ」とよく言っておきました。
私についてもね、「常識の通じない男」だとか、「奇人変人」とか言っているようだけど、私は自分では常識をわきまえている普通の人だと思っているんです。
これから皆さん、遅くとも9月までには選挙を迎えて戦わなければならない。自民党がどうなっちゃうかみんな心配しています。
私もたまには非常識なことをするかもしれませんけれども、大体、政治においては常識的な路線というところに持っていくために、よく、話し合うことが必要だと思っています。
これからも、衆院の発議権と参院の発議権が違う場合が起こるかもしれません。そういうことを考えますとね、今、政局より政策優先だという国民の声が強い。
だから衆院の意見と参院の意見が違ったら、どういう政策ならば、対策ならば国民の納得ができる案を(できるのか)よく協議してもいいのではないかと私は思っています。
定額給付金の発言についてね、総理は「さもしい」とか「自分はもらわない」とか、いろいろといっていますけどね。この問題についても、私は本当にこの法案が3分の2を使ってでも成立させなければならんような法案とは思っていないんです。
もう私は次の選挙では引退表明していますから、あまり多くのことはいいませんが、「あのとき賛成したけれども、実はそうではなかったんだ」と言いたくないから、この定額給付金についてはもっと参院の意見と調整して、妥当な結論を出してほしいなと思っている。
これから皆さんは、選挙を目前にして戦わなければならないし、国民の理解を求めなければならない大事な時期ですよ。
ぜひとも9月までには国民に信を問わなければならないのですから、政治で一番大事なのは信頼感。特に総理、総理の発言は信頼がなきゃ選挙は戦えないんです。
信頼が大事だということを肝に銘じて、何とか難局を切り抜けるように皆さんと一緒に良い知恵を出していきたいと思い、今日は意見を聞かせてもらおうと思った」
この挨拶について勝谷誠彦はそのメルマガの中で下記のように述べていた
小泉発言とその影響について述べられたところを引用させていただく
以下引用
「発言内容は周到で、ケンカの売り方としては教科書のようだ。
<【小泉元首相による麻生首相批判のあいさつ全文】「総理が前から鉄砲を撃っているんじゃないか」>
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090212/stt0902122003005-n1.htm
<私は最近の総理の発言について、怒るというよりも、笑っちゃうくらい、ただただあきれているところなんです。>
まずは一発かます。この発言が今日の新聞各紙の見出しになっていることでも先制パンチの巧みさがわかる。その上で
<一昨日も総理から話がしたいということで電話で話をしたんですが>
「あちらから相談があった」ことを暴露して「格の違い」を示すのである。このあたりでもう麻生太郎首相レベルならば、戦意喪失である。その程度の男をまともに相手にしないということも言っておく。
<そのときに、たまたま小野次郎代議士のブログに「総理それはないでしょう」というのを読んでいたんです。もう一つ、世耕(弘成)参院議員の「それをいっちゃあおしめえよ」。だからね、総理にね、「こういう意見が耳に入っていないでしょうから、官邸にこの小野次郎さんの文章と世耕さんの文章をファクスで送るから、よく読んでおいてくれ」と言っておきました。>
自分が出ていくまでもない。代貸しを二人程度出すから、ちゃんと挨拶しろ、だ。いやあ、関係ない私でも怖くなるほどのケンカの凄味ですなあ。
もうこのあたりで麻生さんは地べたに倒れてひいひい言っている。そこにケリを入れた上で、財布や免許証をとりあげて「オドレ、サツに垂れ込んだら、家までいったるからな。家族もおるんやろ」と脅して保険をかけておく。
<定額給付金の発言についてね、総理は「さもしい」とか「自分はもらわない」とか、いろいろといっていますけどね。この問題についても、私は本当にこの法案が3分の2を使ってでも成立させなければならんような法案とは思っていないんです。>
つまり、目の前に集まっている「小泉派」に一声かければ衆議院で3分の2がとれないことを示しておくのである。これは脅しというよりもその通りなので、事実上麻生政権の命運は小泉さんに握られたことを、自民党の全議員は知ったわけだ。
麻生さんとその周辺が震え上がらぬわけがない。官邸でのぶら下がりの映像では、麻生んの顔は明らかに蒼白で、いつもの冷笑はなく、ひきつっていた。
<【麻生首相ぶら下がり詳報】「三位一体間違ってない」(12日夜)>
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090212/plc0902122104012-n1.htm
パニックの時は喋らなきゃいいのに、それができないのが麻生さんなのだ。またも墓穴を掘る発言をしている。
<定額給付金の話については、これは基本的には間違いなく政府、与党できちんと手続きを踏んで決めた上での結論ですから、粛々とこの法案を成立させるように努力しなくてはいかんもんだと思っております。>
郵政民営化と4社化も<間違いなく政府、与党できちんと手続きを踏んで決めた上での結論>じゃなかったっけ。それをひっくり返す発言をくり返しておきながら、オノレのバラまき金については、手続き論を前面に出しては、すぐに野党に突っ込まれるだろう。
同じパニックでも頭がより悪い馬鹿は逆にうまく立ち回る。
テレビで流れた森遅漏元首相の態度見ましたか?料亭飯を食って出てきたあと、囲む記者たちに対して「うるさい、うるさい」と怒鳴りまくり最後は両手で振り払って車に乗りこんだ。ここまで政治屋どもが露骨に動揺しているのは久しぶりに見た。
ケンカ師の怖いところはいちど火がつくと、もう頭に血がのぼってどこまで行くかわからないところである。小泉さんのこの行動に私は注目する。
<小泉元首相が14日から訪露>
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090212/stt0902121754002-n1.htm
麻生さんの訪露が18日ですよ。小泉さんは20日まで滞在するわけだから、その手のひらの上に麻生さんは行くようなものだ。失敗すれば小泉さんは知らんふり。成果があれば、小泉さんのモスクワでの根回しのせいだと言われるだろう。
民主党は警戒度をトップレベルまであげた方がいい。確かに今のままいけば、今度の総選挙で政権交代が起きるだろう。
しかし、もし負けるとすればたったひとつのことが起きた時だ。小泉純一郎の総裁復帰である。小泉さんは首相に返り咲くと、ただちに解散総選挙をするだろう。自民党の圧勝は間違いない。
ああ、恐ろしい。しかし、自民党はそういう信じがたいことをやって生き延びてきた政党なのだ。あり得ないことではない」 引用終わり
ふう~~~~ん 経過とはこのようにするものなのか~~~~~~ ここで述べられていないことは唯一つ・・・ 解散権は現職の総理大臣にしかないということです 麻生が破れかぶれで解散するかもしれないとはさすがにどのメディアでも言っていませんが、普段 意見の一致を見ることが少ない我家では、自分も奥方も、破れかぶれ解散がありうるという見解で一致しています。ボンボンの悪餓鬼を追い詰めたら何をするか見当はつきます。まして内閣を構成する大臣方は、皆様お友達ですから、麻生の方針に反対する人は皆無だと思います。早く解散してくれないかな~~~~~~~~~~