２２日の東京新聞朝刊の一面中央にこんな記事が囲みで掲載されていた。横見出しは二つあり、上は、「０７年度末５年で２．５倍」とあり、下には「財務省『金余りでない』」とある。面白いので全文を引用させていただく 以下引用
「国の特別会計の資産から負債を差し引いた資産超過額が２００７年度末に初めて百兆円を超えたことが二十一日、明らかになった。特会の巨額資産は『霞ヶ関埋蔵金』とも呼ばれ、一般会計への繰り入れなど有効活用を主張する声が強い。資産超過額は五年で二、五倍に膨らんでおり、得会がこれだけの資産を保有する必要性について、政府は一層きめ細かい説明を求められそうだ。
政府が今国会に提出した資料によると、０７年度末の全二十八特会の資産は合計六百三十五兆五百八億円、負債は五百三十四兆二千九八十二億円。この結果、資産超過額は前年末比６．８％増の百兆七千五百二十七億円となった。企業会計基準を適用して初めて算出した〇二年年度から一貫して増えている。資産の内訳は、現金・預金や有価証券、固定資産、貸付金、出資金など。負債には借入金や未払い金のほか、年金や保険の支払いに充てる責任準備金などが含まれる。大幅な資産超過となっていることについて、財務省は『積みたて金など資産保有が必要な理由があり、お金が余っているわけではない』（主計局）と説明している。特会別の資産超過額は、国債整理基金三十四・七兆円、外国為替基金が二十四・一兆円、財政投融資資金が二十・一兆円など。」 引用終わり
民主党が参議院で第一党になって以来、埋蔵金の実態が少しずつ明らかになるようになった。最初のころ「霞ヶ関埋蔵金」などといわれても半信半疑であったが、特別会計の議論を通じて、国会において審議される予算は国の総支出の２５パーセントに過ぎず、3/4は官僚が適当に配分していることも明らかになってきた。国民が何も知らないところで3/4の予算が執行されていることをわれわれはもっと知るべきだ。この状態を半世紀以上の長きにわたって国民に隠してきた自民・公明の政権与党はすべからく身を引くべきだし、有権者はもっと自民公明の与党がやってきたことを批判し、投票行動に移すべきだ。
「埋蔵金」が為政者にとって便利なものであるか、第二次補正予算の財源関連法案が示している。提出されている法案の全文を記載する
提出されている法案の全文
「第一七一回
閣第一号
平成二十年度における財政運営のための財政投融資特別会計からの繰入れの特例に関する法律案
（趣旨）
第一条 この法律は、平成二十年度の一般会計補正予算（第２号）における国民生活の安定と経済の持続的な成長に資するため緊急に実施する措置に必要な財源を確保するための臨時の措置として、同年度における財政投融資特別会計財政融資資金勘定からの一般会計への繰入れに関する特例措置を定めるものとする。
（財政投融資特別会計財政融資資金勘定からの一般会計への繰入れ）
第二条 政府は、平成二十年度の一般会計補正予算（第２号）により追加される歳出の財源に充てるため、特別会計に関する法律（平成十九年法律第二十三号）第五十八条第三項の規定にかかわらず、同年度において、財政投融資特別会計財政融資資金勘定から、四兆千五百八十億円を限り、一般会計に繰り入れることができる。
２ 前項の規定による繰入金は、財政投融資特別会計財政融資資金勘定の歳出とし、当該繰入金に相当する金額を特別会計に関する法律第五十八条第一項の積立金から同勘定の歳入に繰り入れるものとする。
３ 前項に規定する繰入金に相当する金額は、特別会計に関する法律第五十六条第一項の繰越利益の額から減額して整理するものとする。
４ 平成二十年度における特別会計に関する法律第五十八条第三項の規定の適用については、同項中「算定した金額」とあるのは、「算定した金額から四兆千五百八十億円を控除した金額」とする。
附 則
この法律は、公布の日から施行する。
理 由
平成二十年度の一般会計補正予算（第２号）における国民生活の安定と経済の持続的な成長に資するため緊急に実施する措置に必要な財源を確保するための臨時の措置として、同年度における財政投融資特別会計財政融資資金勘定からの一般会計への繰入れに関する特例措置を定める必要がある。これが、この法律案を提出する理由である
要するに理由さえ付けば特別会計の金はいかようにも利用できるのだ。社会保障費の毎年２２００億円削減がどれだけ社会状況を暗くしてきたか、これとても６年間で一兆３千２００億円にすぎない。生活保護費の母子加算廃止による削減額は２００億円程度に過ぎない。一方でオリックスの宮内は、郵政関連の施設を捨て値で持ってゆこうとしている。７０箇所で１０９億円。中には総工費２８０億円の豪華ホテルも含まれているという。小泉・竹中はとんでもないことをしてくれたものだ。腹が立つのは竹中が依然としてＴＶに顔を出し、適当なことをほざいていることだ。小泉・竹中などという男は国外追放するか、塀の中に叩き込むべきなのだ。そしてそれを支えた今の与党の先生方は、二度と赤じゅうたんを踏ませるべきではない。ふ～～～～～～～～ 要するに民度の問題？ 修正は可能かな？？？
「国の特別会計の資産から負債を差し引いた資産超過額が２００７年度末に初めて百兆円を超えたことが二十一日、明らかになった。特会の巨額資産は『霞ヶ関埋蔵金』とも呼ばれ、一般会計への繰り入れなど有効活用を主張する声が強い。資産超過額は五年で二、五倍に膨らんでおり、得会がこれだけの資産を保有する必要性について、政府は一層きめ細かい説明を求められそうだ。
政府が今国会に提出した資料によると、０７年度末の全二十八特会の資産は合計六百三十五兆五百八億円、負債は五百三十四兆二千九八十二億円。この結果、資産超過額は前年末比６．８％増の百兆七千五百二十七億円となった。企業会計基準を適用して初めて算出した〇二年年度から一貫して増えている。資産の内訳は、現金・預金や有価証券、固定資産、貸付金、出資金など。負債には借入金や未払い金のほか、年金や保険の支払いに充てる責任準備金などが含まれる。大幅な資産超過となっていることについて、財務省は『積みたて金など資産保有が必要な理由があり、お金が余っているわけではない』（主計局）と説明している。特会別の資産超過額は、国債整理基金三十四・七兆円、外国為替基金が二十四・一兆円、財政投融資資金が二十・一兆円など。」 引用終わり
民主党が参議院で第一党になって以来、埋蔵金の実態が少しずつ明らかになるようになった。最初のころ「霞ヶ関埋蔵金」などといわれても半信半疑であったが、特別会計の議論を通じて、国会において審議される予算は国の総支出の２５パーセントに過ぎず、3/4は官僚が適当に配分していることも明らかになってきた。国民が何も知らないところで3/4の予算が執行されていることをわれわれはもっと知るべきだ。この状態を半世紀以上の長きにわたって国民に隠してきた自民・公明の政権与党はすべからく身を引くべきだし、有権者はもっと自民公明の与党がやってきたことを批判し、投票行動に移すべきだ。
「埋蔵金」が為政者にとって便利なものであるか、第二次補正予算の財源関連法案が示している。提出されている法案の全文を記載する
提出されている法案の全文
「第一七一回
閣第一号
平成二十年度における財政運営のための財政投融資特別会計からの繰入れの特例に関する法律案
（趣旨）
第一条 この法律は、平成二十年度の一般会計補正予算（第２号）における国民生活の安定と経済の持続的な成長に資するため緊急に実施する措置に必要な財源を確保するための臨時の措置として、同年度における財政投融資特別会計財政融資資金勘定からの一般会計への繰入れに関する特例措置を定めるものとする。
（財政投融資特別会計財政融資資金勘定からの一般会計への繰入れ）
第二条 政府は、平成二十年度の一般会計補正予算（第２号）により追加される歳出の財源に充てるため、特別会計に関する法律（平成十九年法律第二十三号）第五十八条第三項の規定にかかわらず、同年度において、財政投融資特別会計財政融資資金勘定から、四兆千五百八十億円を限り、一般会計に繰り入れることができる。
２ 前項の規定による繰入金は、財政投融資特別会計財政融資資金勘定の歳出とし、当該繰入金に相当する金額を特別会計に関する法律第五十八条第一項の積立金から同勘定の歳入に繰り入れるものとする。
３ 前項に規定する繰入金に相当する金額は、特別会計に関する法律第五十六条第一項の繰越利益の額から減額して整理するものとする。
４ 平成二十年度における特別会計に関する法律第五十八条第三項の規定の適用については、同項中「算定した金額」とあるのは、「算定した金額から四兆千五百八十億円を控除した金額」とする。
附 則
この法律は、公布の日から施行する。
理 由
平成二十年度の一般会計補正予算（第２号）における国民生活の安定と経済の持続的な成長に資するため緊急に実施する措置に必要な財源を確保するための臨時の措置として、同年度における財政投融資特別会計財政融資資金勘定からの一般会計への繰入れに関する特例措置を定める必要がある。これが、この法律案を提出する理由である
要するに理由さえ付けば特別会計の金はいかようにも利用できるのだ。社会保障費の毎年２２００億円削減がどれだけ社会状況を暗くしてきたか、これとても６年間で一兆３千２００億円にすぎない。生活保護費の母子加算廃止による削減額は２００億円程度に過ぎない。一方でオリックスの宮内は、郵政関連の施設を捨て値で持ってゆこうとしている。７０箇所で１０９億円。中には総工費２８０億円の豪華ホテルも含まれているという。小泉・竹中はとんでもないことをしてくれたものだ。腹が立つのは竹中が依然としてＴＶに顔を出し、適当なことをほざいていることだ。小泉・竹中などという男は国外追放するか、塀の中に叩き込むべきなのだ。そしてそれを支えた今の与党の先生方は、二度と赤じゅうたんを踏ませるべきではない。ふ～～～～～～～～ 要するに民度の問題？ 修正は可能かな？？？
