柏崎刈羽原発が大変なことになっているようだ。さみだれ式に発表される原子炉の状況は、地震直後に東電の発表していた原子炉には何の問題もないと言う発表が、如何にその場しのぎの、でたらめであったのかを示している。しかも、いずれも朝日新聞の報道だが、29日には、原子力安全保安院から、原発の中枢部に変形が起こっている恐れありとして、東電に対して、徹底検査を求められ、31日の紙面には、東電の7月30日の発表として、従来最大680ガルとしてきた加速度の強さが、場所によっては2000ガルを越えていたと発表している。この場所における設計上の最大加速度は834ガルだったとされる。となると、原子炉本体上のクレーンが破断したのも頷ける、宙に浮いている4メートルを越える燃料集合体や、制御棒が目茶目茶になっているのは素人でも想像出来る事では無いか。本当に圧力容器の底に穴が開いたりひびが出来ているなんてことは無いんでしょうね、核反応が起こっている所の水が漏れれば、きっと外のモニターにも反応すると思うから無いとは信じますが、心配です。さらに重力の加速度は980ガルだそうですから、もし上下にゆすられれば、上に跳ね飛ばされることになってしまいます。燃料集合体と制御棒の重さは違うでしょうから、そうなると制御棒が真直ぐ燃料集合体の間に納まる保障はありません。今回の地震に於いては、無事緊急停止できたのだから、原発の安全は確保されているとの意見も有りましたが、本当に運が良かったのだと思わざるを得ません。そこまで行かなくても制御板の操作は下から行なわれ、緊急時には下に落ちてくる構造になっているようです。2000ガルもの横揺れを受けて、操作する制御棒が曲って、制御板が燃料集合体の間に入らないなどと言うことは起こらないと信じてよいのでしょうか。しかもこの問題は、M6.8と言う当たり前の地震の時に起こっている現象なのです。本当に原発は、M8クラスの巨大地震が起こったとき、大丈夫なのでしょうか。浜岡が被災すれば、関東地方だって無事と言うことは有りませんものね・・・・・・・ 一刻も早く今回の地震で何が起こったか明らかにして、ここまですれば大丈夫と言う目安を示して欲しいと思います。福井にしても、伊方にしても、玄海にしても、活断層がすぐ近くに走っていると言われています。女川や、志賀の経験が今回生かされているとはとても思えません。今回の柏崎刈羽の経験は、至急全国に伝えて欲しいと思います。しかし、近頃の政府や企業、学者にしても、想定外という言葉を簡単に使うものね。大丈夫と言われていても「予想外・想定外」と言われて、放射能を浴びて死ぬのは一般人だからね・・・・ 祈るしかないのか・・・・・
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