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ボストン美術館 浮世絵名品店展

2008-11-06 22:33:25 | 展覧会から
パンフレットの案内をそのまま引用します。以下引用 「アメリカのボストン美術館には5万点といわれる浮世絵版画と、多くの版木・肉筆画が収蔵されています。その質の高さと数量は世界一の規模と表されてきましたが、近年までその大半は公開されることはありませんでした。本展では、その膨大な収蔵品の中から第一級の作品のみを厳選し、大多数が日本発公開という豪華なラインアップで、初期から幕末までの華麗なる浮世絵の歴史を概観します。
鈴木晴信、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重など代表的な絵師の作品はもちろん、二代鳥居清倍の漆絵やボストン美術館内でも展示された事のない藤田湖龍斎の揃物など、色目鮮やかな初期浮世絵版画も充実。更に、幻にスポルディング・コレクションからは貴重な版木も出品されます。 引用終わり
ここに全て尽くされているように思うが、とにかく状態が良い事は驚くべきものがある。展示されている浮世絵は、まるで昨日刷り上ったばかりと表していた展覧会の紹介記事を読んだが、それは大げさではない。一番最初の墨摺絵から始まり、元禄後期に誕生した墨摺絵に赤絵の具(丹)を中心に手書きで彩色したもの丹絵になり、紅絵・漆絵・浮絵と引き継がれ、明和2年(1765)絵暦交換会の流行を背景に、絵師の思うままの色彩表現が可能な多色摺浮世絵版画が誕生。錦織のように美しい事から錦絵と呼ばれる浮世絵の誕生となった。逸れは色の違う版をぴったり摺り合わせることが可能となり、浮世絵の色彩表現が完成したと言えるものであった。ボストン美術館の浮世絵コレクションは、これら時代の変遷と共に変ってきた浮世絵を全てもれなく収集しており、その収集品は、今まで殆ど公開されなかったこともあり、摺りあがった状態をそのまま保っている。幕末に日本からの輸出品された陶器や磁器・漆器などのパッキン用に使われていた浮世絵が印象派に大きな影響を与えたといわれるように、何処にでもあった浮世絵を、同時期にこれだけ系統だって集めていた人が居た事に、恐れの念を抱くと同時に、公開禁止の条件をつけて美術館に寄付したという兄弟に、日本人として、感謝しなければいけないであろう。例えそれが国外にあろうとも・・・・・
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