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検察がやっと控訴 飲酒運転による 福岡3児死亡事故

2008-01-21 20:06:22 | メディアから
泥酔した市職員のわき見運転により、海に突き落とされ、三人の子供が死亡した事故について、福岡地検は21日に福岡高裁に控訴したと言う。地裁の判決が業務上過失致死罪を適用したことが事実誤認で、危険運転致死傷罪と適用するべきだとして控訴したと言う。これは当然ではないか。5・6時間も飲食店で大量の酒を飲み続け、時速100㌔以上のスピードで走行、10数秒間もわき見運転し、前の車に激突、車を海に叩き落した。その結果三人の子供が海で溺れ死んだ。何故これが危険運転ではないのか。その判決理由が振るっている。検査した時に危険運転とされるアルコールが検出されなかったからと。これではその場から逃げ去れば絶対に危険運転にならない。こんなことを奨励するために裁判はあるのか。これが起こる以前にも、ひき逃げが増えていると言う事を、TVのワイドショウなどが伝えていた。今回の判決は裁判所としてそれにお墨付きを与えたと言える。検察が控訴したのは当然だろう。このことは以前にも2回ほど書いた。検察の対応がこれほど遅くなったのは、控訴に当たって事故の再検証を行い、先に述べた時速100㌔以上・脇見運転10数秒が危険運転に当たると判断したからだと言う。しかしこのことを一番詳しく書いていたのは、「スポーツ報知」で、そこには無くなった三児の両親のコメントも載せられていた。勿論本誌の「読売」にも控訴の事実は掲載されているが、控訴したことのみである。朝日や毎日、日経にも勿論掲載されているが、そっけないものである。特に日経はその見出しに疑問を持つ。見出しが「博多湾車両転落事故、検察側が控訴」となっているのだが、これではまるで自分で落ちたと誤解される見出しではないか。日経は19日には、検察が控訴する方針を固めたと報じているのだからこの事件に関心を持ち続けていたのだろう、そして21日の記事の中では、危険運転致死傷罪の適用を求めると書いているのだから、なんとしてもこの見出しでは納得がいかない。残念である。

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