時空トラベラー THE TIME TRAVELER'S PHOTO ESSAY

歴史の現場を巡る旅 旅のお供はいつも電脳写真機

Leica SL登場

2015年11月02日 | 時空トラベラーの「写真機」談義

ついに、というか、ようやくというか、ライカが「プロ仕様のミラーレス」(ちょっと形容矛盾っぽいが)SLを発表。11月中旬以降発売だ。ライカ社はあくまでも「ミラーレス」だと強調している。一眼レフではないぞ。ミラーがいらない「軽量な」プロカメラだぞと。よほどニコンに一眼レフ機で敗れた過去が悔しくて、ようやく時代が巡ってきた、と小躍りしているようだ。

デザインやコンセプトにいろんな反応がすでに出ているが、期待したい。しかし、ミラーレス市場は激戦区。先行プレーヤーがしのぎをけずっているので、後発で参入する以上、ライカならでは、がないと勝てないだろう。そのライカならでは、がこれまでのようにMシリーズなら、独自色が出せるが。まさか、値段だけがライカならでは、じゃあないといいけど。

見る限り「でかい」「重たい」ミラーレスのような。レンズも新Tマウントズームが3本出る。これもとてもでかくて大変そう。中判Sシリーズよりは「小さい」そうな。既存の各マウントレンズ群もアダプター経由で使えるらしいが、手振れ補正はSTマウントレンズのみとか。

M Type240は今後どうなる?ライカの看板カメラだからやめないだろうが、そろそろデジタルカメラ全盛となりレンジファインダー機の限界も見えてきているし、一挙に新シリーズSLへシフトするのか?個人的にはMのハイブリッドビューファインダー(Fujifilm X1のような)付きのMestro II搭載当たりが出ると面白いのだが。Mのレンズ資産こそクラウンジュエルなのだから、それを生かしてこそライカだ.

これまで2006年のM8に始まり、かなりショボイデジタル技術で苦労してきたが、パナソニックとの協業の成果もこれあり、ようやくLeicaQでかなりデジタルカメラとしての完成度が上がったので、期待してるんだけど。普通じゃ嫌ですよ、ライカなんですから。

 


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