■大相撲夏場所・千秋楽(26日、両国国技館)
単独トップの新小結・大の里(23・二所ノ関)が関脇・阿炎(30・錣山)を押し出しで下し、12勝3敗で悲願の初優勝を果たした。初土俵から7場所目の優勝は、幕下付け出しでは横綱・輪島の15場所を大きく塗り替える“史上最速V”の快挙となった。
結び前の一番で大の里は立ち合い、阿炎の突き押しで一歩下がるも一気に前に出て土俵際に攻め込み、そのまま押し出しで圧倒した。大記録達成に国技館は大歓声に包まれ、土俵下では涙を拭うシーンも。
14日目を終えて阿炎を含め、4敗で琴櫻、豊昇龍、大栄翔の4人が1差で逆転優勝を狙ったが、単独トップの大の里が千秋楽本割で勝利し終盤の大混戦を制した。
先場所は尊富士が初土俵から所要10場所目(幕下・三段目付出を除く)での“史上最速V”を達成したばかり。昨年5月場所に幕下付け出しで初土俵を踏んだ大の里は、7場所目で故郷石川県出身の大先輩でもある輪島の記録を超えた。石川県出身力士の優勝は横綱・輪島、元大関の出島に続く3人目。
◆大一番で堂々の取り口をみせ悲願の初賜杯
大の里は新入幕の初場所で11勝、3月の春場所でも11勝と入幕から3場所続けて優勝争いに絡む活躍。今場所は初めて単独トップで千秋楽に挑み、初賜杯を手にした。直近3場所で合計34勝に到達。
新三役で迎えた今場所は初日に横綱・照ノ富士を破り好スタートを切ったが2日目で高安に敗れる。3日目から6連勝で大関・霧島、琴櫻も撃破。9日目に平幕・平戸海、11日目に大関・豊昇龍に敗れたが12日目から星を落とさず栄冠に。先場所までざんばら髪だったが、初めてまげを結って挑んだ場所で見事“ちょんまげV”を達成。
三賞は2場所連続の技能賞、さらに優勝が条件となっていた殊勲賞を初受賞。新入幕から3場所続けての三賞獲得となった。
表彰式での優勝インタビューでは、優勝した瞬間について「歓声がすごくて、優勝したんだなと改めて」と振り返り、「昨日親方からは“優勝しても喜ぶな”と言われたので、冷静に冷静にを意識しました」と館内の笑いを誘った。
「去年、5月場所でデビューして、1年後に幕内優勝することは想像していなかったので嬉しいです」と最速Vをかみしめた。さらに1月の地震で被災した故郷・石川県の人たちに向けて「優勝する姿を石川県の人に見せられたと思うので、本当にうれしいですね」と笑顔をみせた。最後は「どんな力士に?」の質問に「強いお相撲さんになっていきたい」と力強く答えた。
(https://news.yahoo.co.jp/articles/74b0eee7a754810f9354a485e9471ae0b6b8e876)
小結大の里、優勝おめでとう!
史上最速優勝、技能・殊勲両賞受賞おめでとう!!
先場所の尊富士とともに次代の横綱、尊里時代が来るかも、いや来て欲しい。
尊里で大相撲を引っ張って行って欲しい。
まづはその一歩やね。
来場所も期待しています。
小結大の里、優勝おめでとう!
5734号
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