現地対策本部が置かれるヨルダンには31日午後10時15分ごろ(現地時間)、後藤健二さん(47)とみられる映像の公開情報がもたらされた。その直後に、ヨルダン政府と折衝を続けていたとみられる現地対策本部長の中山泰秀外務副大臣を乗せたとみられる車が急遽(きゅうきょ)大使館に戻るなど、職員らは情報収集に追われた。
「イスラム国」は当初、後藤さんらの解放に2億ドルの身代金を要求。その後にヨルダンで収監中の死刑囚の釈放を求めた。「24時間以内」「日没まで」…。度重なる期限を区切った脅迫に、日本大使館も確認に追われた。
中山氏は、報道陣の問いかけにも、日増しに口数が少なくなり、錯綜(さくそう)する情報の確認や難しいヨルダン政府との交渉をうかがわせていた。
交渉の課題となっていたのが、後藤さん同様にイスラム国に拘束されていたヨルダン軍パイロットだとされる。イスラム国側は、死刑囚との交換はあくまでも後藤さんとのみ言及。一方でヨルダン国内では、パイロットの解放を優先すべきだとする意見があり、交渉は難航を極めていた。
ただ、ヨルダンは親日派と知られ、市民の間には後藤さんとの一括での解放を望む意見が多く聞かれた。市民らは「交渉カードを簡単に危険にさらせないだろう」などと話し、事態は長期戦になるとする見方が出ており、中山氏も「最後まで最善と尽くす」と語っていたが、事態は厳しい局面を迎えた。
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150201-00000509-san-soci)
日本国民が一つになり、ISILの蛮行を非難しないといけない。
蛮行といっても彼らにとっては普通のことなんだが・・。
起こるであろうことが起こってしまったって感じ。
後藤さんの死を悼み、ご冥福をお祈りいたします。
3220号