全国初の裁判員裁判の判決公判が2009年8月6日午後、東京地裁で開かれた。秋葉康弘裁判長は、殺人罪に問われていた無職、藤井勝吉被告(72)に対して懲役15年(求刑懲役16年)を言い渡した。判決言い渡しには裁判員6人も立ち会った。公判中、藤井被告は起訴事実を認めており、裁判員が量刑をどう判断するかに注目が集まっていた。
(http://www.excite.co.jp/News/society/20090806/JCast_46936.html)
至極妥当な判決ではなかろうか。
漠然とそう思うだけだけど・・・
求刑16年の場合は12~3年が相場らしい。しかし相場がそのまま生かされるんなら裁判員裁判なんて必要ない。なぜなら市民感覚を入れるのが裁判員裁判。
また検察とは別に遺族は20年を求めていた。
裁判員が真剣に考え、出した答えは懲役15年。市民感覚が反映された判決である。
判決が不服なら控訴すればいい。
しかし市民感覚としては懲役15年であるということを、被告人、被告人弁護士は重く受け止めてもらいたい。
だけどこの事件、今年の5月に発生したもの。
それが3ヶ月余りで判決が出るなんて、あまりにも早すぎるような気もする。
被告人は言いたいことを全部言えたんだろうか?
もう少し時間をかけてもいいのではないのかな?
とにかく裁判員制度は開始された。
第1回目ということでクローズアップされたが、2回目、3回目も同じようにマスコミは取り上げて欲しい。
そうする事によって裁判員裁判が定着するんではないかな。
生涯に1回ぐらいは経験しときたいと思えるようになるんではないかな。
そうなってほしい。
909号