院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

気象庁K氏の見解に関する疑問

2008-07-25 07:01:21 | Weblog
 昨日は親切に対応してくださったK氏に敬意を表して、K氏の解説だけを述べたが、実はK氏の説明に納得できない部分がある。今日はそれについて述べる。

 K氏は「産業革命以来」という言い方をされたが、私が知りたいのは万年億年単位の気候変動である。「産業革命」はたかだか100年前のことである。恐竜時代は今より6度くらい気温が高かったという。「産業革命」はそれに対する答えになっていない。

 K氏は、水蒸気は人為的に操作できないとおっしゃった。なら、水蒸気の温暖化に対する寄与度とCO2 の寄与度とはどれだけ違うのか。K氏の説明では分からない。

 火山活動や山火事によるCO2 の発生は、人為的なCO2 の発生より比較にならないほど小さいとK氏は述べられた。なら、具体的に火山活動が何トンのCO2 を発生させるのか、具体的な数字がほしい。具合的な数字がないと、それは「風聞」でしかない。

 以上がK氏の説明に疑問を抱いた点である。ただし、電話で初対面のK氏であるし、応対もきちんとしていたので、これらをつっこむことはしなかった。

 気象庁の方の回答がこの程度なのだもの、マスコミなぞは何にも研究していないで、IPCCの発表を鵜呑みにしているだけだろうと考えざるをえない。