ウーロン茶

　わが国にウーロン茶を広めたのはタレントの吉村真理さんである。彼女が美容によいと言って、ウーロン茶は一気に全国に広まった。

　お茶には３種類があって、日本茶と紅茶とウーロン茶である。でも、ウーロン茶はわが国ではあまり飲まれなかった。いずれも冷茶は主流ではなく、みな温かいものを飲んでいた。

　だいぶ前から、酒席で酒が飲めない人は、ウーロン茶を注文するようになった。これには何の必然性もない。ただのお茶でも、水でもよいのである。

　でも、なぜかウーロン茶。下戸用のウーロン茶の瓶詰めまでできていて、飲み屋の収入源になっている。

　わが国では水はタダである。下戸は水を飲めと言いたい。ウーロン茶を注文すればそれなりの金を取られる。

　私は誰かを飲みに誘って、彼（彼女）が下戸ならば、金のかかるウーロン茶を注文せずに、水を飲めと言っている。ウーロン茶はただの流行である。