昨日、医者不足の原因の一つは臨床研修医制度にあると述べた。
そうしたら、昨日、厚労省の諮問会議で臨床研修医制度見直しの案が出てきたという。
やっぱりという感じである。臨床研修医制度のおかげで、大学から人事権がなくなった。その結果、地方や僻地に行く医者がいなくなってしまった。
大学教授による人事権は、それなりの長い歴史がある。教授から「頼むから1年間だけ僻地に赴任してくれ。戻ったら学位をあげるから」といった示唆があって、地方や僻地医療は成り立っていたのである。
このように教授に人事権を任せるというやりかたには批判が多かった。でも、プラスの部分もあったのである。
このたびの臨床研修医制度は、そういった「計画経済」を破壊した。結果、現在のような状況を招いてしまった。
一度、臨床研修医制度という「自由経済」を経験してしまったらどうなるか?もう、元へは戻れない。
端的に言えば、医者に序列ができるだろう。つまり、大都市に優秀な人材が集まり、地方や僻地は大都市で通用しない医者が来ることになるだろう。地方や僻地はダメ医者の溜り場になる。
これが次にかならず問題になるから、今から言っておく。
そうしたら、昨日、厚労省の諮問会議で臨床研修医制度見直しの案が出てきたという。
やっぱりという感じである。臨床研修医制度のおかげで、大学から人事権がなくなった。その結果、地方や僻地に行く医者がいなくなってしまった。
大学教授による人事権は、それなりの長い歴史がある。教授から「頼むから1年間だけ僻地に赴任してくれ。戻ったら学位をあげるから」といった示唆があって、地方や僻地医療は成り立っていたのである。
このように教授に人事権を任せるというやりかたには批判が多かった。でも、プラスの部分もあったのである。
このたびの臨床研修医制度は、そういった「計画経済」を破壊した。結果、現在のような状況を招いてしまった。
一度、臨床研修医制度という「自由経済」を経験してしまったらどうなるか?もう、元へは戻れない。
端的に言えば、医者に序列ができるだろう。つまり、大都市に優秀な人材が集まり、地方や僻地は大都市で通用しない医者が来ることになるだろう。地方や僻地はダメ医者の溜り場になる。
これが次にかならず問題になるから、今から言っておく。