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非常食で5日間、生活実体験

2013年09月19日 | まちのわだい
砂川地区防火安全協議会研修会が、奈井江町文化ホールで開催され、加盟する砂川市や奈井江町、浦臼町、上砂川町の地域企業や防火婦人クラブ会員、自治体職員など、45名が参加しました。

 砂川消防署予防課保安係の小俣貴司主任による講義「職場に、家に、非常食は本当に必要?」のあと、署員2名が自ら5日間(15食)取り組んだ『1日水の摂取量を2リットルに制限』し、『食事は非常食だけ』で生活したビデオを上映し、その後、感想を述べました。

■毎食、違う種類の非常食を食べた場合(小俣主任)
「味も美味しく、ストレス無く完食できました。非常時には、色々な種類の食べ物があると好ましいです。お湯でも水でも作ることができる非常食をあえて水で作ったときは、温かみの無い食事は満足感が低く、食事の質にも気遣いが必要だと感じました」



■同じものを食べ続けた場合(佐藤典彦・保安係長)
「味は美味しいけど、12食目くらいから甘い物など、他の味が恋しくなりました。普段の食生活と比べて、カロリーが少ないせいか、空腹感が強くて食事が待ち遠しく、非常時に備えて色々な種類の食べ物があれば、ストレスが少なく済むと感じました。検証後は、体重が3㎏減っていました」


 試食会では、参加者がパンの缶詰や水で調理したご飯、冷たいまま食べられるカレールゥ、化学反応で温まる牛丼のほか、25年間保存可能な海外製の野菜シチューなどを試食しました。
 皆さん、どの食品も普通に美味しく試食していたようですが、年齢による嗜好や冷たい食事を摂る状況など、非常食の備えはもちろんですが、日常生活とは違う環境での苦労について、深く考える良い機会となりました。

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