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10月25日、町文化ホールで「奈井江町教育の明日を考える集い」が開催されました。
この催しは、奈井江商業高校の存続と、町の教育のあり方を考えようと始まったものです。町の教育関係者や町民など、多くの方が集まりました。
始めに、奈井江商業高校生徒会の皆さんによる学校の紹介です。
学校生活に加えて、就職や進学で高い内定・進学率を誇っていることや、学習活動における商工会との連携や地元特産品の開発に、積極的に取り組んでいる様子が紹介されました。
続いて、拓殖大学北海道短期大学の土門裕之副学長を講師に招いて、「感動体験が子どもを成長させる」をテーマに、講演会が行われました。
拓大北海道短大といえば、学生によるミュージカルが有名です。
土門副学長は、このミュージカルを始めたときから関わっています。
講演で土門副学長は、学生が自己を封印して人間関係を築いていることを指摘。その背景には、いじめや家庭環境など、現代の子どもたちを取り巻く深刻な状況があることを解説していました。
そして、ミュージカルが、子どもたちが子どもたち同士で真剣に向き合わなければならないほど追い込み、最後には達成した感動をもたらしていること、教員がそれを陰に陽に支え、学生と教員との固い信頼関係を築いていること、感動の体験が子どもたちを大きく成長させていることを紹介し、子どもたちをしっかりと見守り、愛情を注ぐことの重要性を説いていました。