奈井江町 まちのわだい web版

北海道 奈井江町役場の公式ブログ
町のさまざまな出来事をお知らせします

奈井江町教育の明日を考える集い「感動体験が子どもを成長させる」

2011年10月26日 | まちのわだい


 10月25日、町文化ホールで「奈井江町教育の明日を考える集い」が開催されました。

 この催しは、奈井江商業高校の存続と、町の教育のあり方を考えようと始まったものです。町の教育関係者や町民など、多くの方が集まりました。

 始めに、奈井江商業高校生徒会の皆さんによる学校の紹介です。
 学校生活に加えて、就職や進学で高い内定・進学率を誇っていることや、学習活動における商工会との連携や地元特産品の開発に、積極的に取り組んでいる様子が紹介されました。

 続いて、拓殖大学北海道短期大学の土門裕之副学長を講師に招いて、「感動体験が子どもを成長させる」をテーマに、講演会が行われました。

 拓大北海道短大といえば、学生によるミュージカルが有名です。
 土門副学長は、このミュージカルを始めたときから関わっています。

 講演で土門副学長は、学生が自己を封印して人間関係を築いていることを指摘。その背景には、いじめや家庭環境など、現代の子どもたちを取り巻く深刻な状況があることを解説していました。
 そして、ミュージカルが、子どもたちが子どもたち同士で真剣に向き合わなければならないほど追い込み、最後には達成した感動をもたらしていること、教員がそれを陰に陽に支え、学生と教員との固い信頼関係を築いていること、感動の体験が子どもたちを大きく成長させていることを紹介し、子どもたちをしっかりと見守り、愛情を注ぐことの重要性を説いていました。

ふれあいフェスティバルで交流

2011年10月26日 | まちのわだい


 障がい者と町民が相互に交流深めようと、毎年開催されているこの催し。今年は、180人もの方が公民館に集いました。

 運営には、日赤奉仕団や更生保護女性会の皆さんがボランティアで軽食や飲み物の準備を行ってくださいました。
 また、江別の北翔大学の学生に加えて、今年初めて、奈商ボランティア部の高校生も参加しました。

 まずは、参加者みんなでゲームをして交流です。
 借り物競走では、北良治町長も魔女の帽子をかぶって、参加者の皆さんと一緒になって楽しんでいました。

 今年初登場したゲームが、「ボッチャ」です。
 床に敷いた的に、ボールを転がすというものですが…。これがなかなか難しいのです。
 しかし、見事に真ん中の「3点」に入れる人もいて、会場から拍手が送られていました。

 軽飲食で交流した後は、催しの最後を飾る、奈井江学園の皆さんによるよさこいです。
 これには、会場の多くの参加者が踊りに参加。大いに盛り上がっていました。


奈商図書委員会の図書館報、全道で3位に

2011年10月26日 | まちのわだい


 奈井江商業高校図書委員会が発行する図書館だより「木洩れ日」(こもれび)が、全道高等学校図書研究大会図書館報コンクールで3位にあたる「優良賞」を受賞しました。

 同校は昨年、奨励賞を受賞しており、2年続けての受賞です。

 今年度のコンクールは、10月6日から7日にかけて苫小牧で開催され、全道から44校が参加しました。
 奈井江商業高校は、執筆者の主張がはっきり表現されていることや、図書委員会が図書室の利用を増やすという方針を明確にし、そのために紙面作りを行っていることが高く評価されたそうです。

 他の受賞校は、部活動としての「図書クラブ」で図書館だよりを発行するところが多いそうです。
 奈井江商業高校は、各クラスから選ばれた委員会での活動。
 部活動ではなくても、ここまでしっかりとした図書館だよりを作っていることも、特筆すべきことだそうです。

 「木洩れ日」は昨年5月に創刊。図書委員6名で、おおむね月1回のペースでA4版1枚の紙面を発行しています。

 毎号、書評にとどまらずテーマを掘り下げて執筆している各委員。「原爆の朗読劇を鑑賞し、取材したが、このようなテーマももっと掘り下げていきたい」と、今後の活動への意欲を見せていました。

奈商創立60周年を記念して式典

2011年10月17日 | まちのわだい


 北海道奈井江商業高等学校(七戸茂治校長)の創立60周年記念式典が15日、同校体育館で行われ、在校生や教職員、地域住民らが出席し、節目をお祝いしました。

 同校は、昭和26年に砂川南高校の分校(定時制)として創立。昭和27年から34年までは町立の高校として運営され、この間の昭和30年に全日制へ移行し、昭和34年に道立へ移管。昭和46年に現在の校名となりました。
 現在は商業科と情報処理科を有する、空知管内唯一の商業の単置校となってます。

 これまで、6,428名の卒業生を社会に送り出してきた。

 道内では高校の統廃合が進む中、同校は町や町商工会とも積極的な関わりを持ち、町商工会員のホームページ作成や町長との懇談会(「町長と語る会」)、町民対象のパソコン教室などを実施しています。

 また、道内高校生の就職率が低迷する一方で、地元企業が採用増の動きを見せる中、企業への人材供給源ともなっており、地域での存在感を示しています。

 式典には、北海道教育委員会の神谷奈保子委員長や北良治町長も出席。七戸校長は創立当時、町立小・中学校の石炭小屋を間借りして授業を行っていたことを振り返りながら、生徒には「先輩の苦労を思い、この節目を自己を高める機会に」と呼びかけ、「生徒が自己実現できる学校に、人材育成で高く評価される学校を目指して、教職員一丸となって努力する」と述べていました。

やすらぎの家のお年寄りに秋をお届け

2011年10月12日 | まちのわだい


 芸術の秋。奈井江、江南の両小学校でも学芸会・学習発表会が行われました。

 そして、児童たちがやすらぎの家(老人総合福祉施設)を訪れ、入所しているお年寄りに、学芸会で披露した合奏や合唱、ダンスをお届けしました。

 10月4日には、奈井江小6年生46名が訪れ、合奏と合唱を披露しました。
 さすが6年生という見事な演奏に、感動して涙を流すお年寄りも。
 児童たちは、お年寄り一人ひとりと握手をして、「演奏はどうでしたか?」「長生きしてくださいね」と声を掛けていました。




 10月11日に訪れたのは、江南小3年生10名です。
 学習発表会の演目だったリコーダーの演奏と合唱、ダンスを披露しました。

 そして、全校生徒で育て、先日稲刈りと脱穀を済ませた餅米をプレゼントしました。
 施設では、いただいた餅米で年末に餅つきを行い、鏡餅にして施設に飾ることにしています。

 児童は、お年寄りに宛てたメッセージカードも用意していました。一人ひとりに手渡すと、入所者の皆さんは、とても嬉しそうにしていました。