奈井江町がある石狩川沿いの平野部は、シベリアと本州を往復する鳥たちにとって、渡りのコースとなっています。
毎年、春と秋には、渡り鳥の姿を多く見ることができます。
しかし、今年の風景は、いつもとちょっと違います。
上の写真、雪原に、黒い点点(に見えるマガン)…。
例年では、水田の泥にくちばしを突っ込んで餌を食べている姿が見られますが、今年は、わずかにあぜが見えるばかりです。(4月11日撮影)
それでも、マガンや白鳥は、季節どおりに北へ向かう旅に出ているようです。
鳴き声が聞こえたと思ったら、上空を数羽から数十羽の編隊が飛んでいく姿を、よく見ることができます。
鳥たちは、5月初めまで町内の茶志内沼や近隣の沼で羽を休め、シベリアへの長い旅へと出発していきます。