日本の読者の皆さん、覚えておいて下さい! 今日はタイの法律に関わるお話しです。
タイには 「王室・王族に対して不適切な言動を 罰する」 不敬罪という法的罰則があって、最高刑は
禁固15年となっています。 ここ数年はタクシン元首相派と反タクシン派の政治対立が深まる中 市民や
政治家が不敬罪容疑で政敵を攻撃するケースが目立つようですが、 「不敬罪」 という罪にあたっては、
我々 外国人でも容赦しません。 外国人も不敬罪で服役するケースも 多々 あります。

<日本人でも逮捕される…>
タイでは日本の女性週刊誌のように、皇族の噂話や憶測など勝手に書いたり 言うなど もっての外で
考えられませんし、王室を侮辱するということは、最もタブーな事とされています。 言論の自由がある
ワタシら日本人が、タイで最も気を 配らなければならない言動の一つでしょうネ。
日本にも、天皇 及び 皇族・神宮・皇陵に対して、何らかの方法によって尊厳を 害する一切の行為が
行なわれた場合に罰せられる 「不敬罪」 という罰が、かつての刑法74条,76条に規定されていた

<今年2月に秋篠宮様が来タイし、プミポン国王に謁見…>
ようですが 1947年 (昭和22年) の刑法改正により廃止されたようですネ。 が、タイの不敬罪
その物は、戦前の日本天皇制を 参考にした、なんて聞いた事がありますが、実際はどうなんでしょう…
我々 外国人がタイで生活している中、身近にタイの王族を 意識するのは、タイ国内のテレビ・ラジオ・
公園などで 毎朝8時と夕刻の6時に、また 映画館での上映前に流れる国王賛歌が流れ時でしょうか。
バンコクにある日本人学校と言えども、日本人学校もタイの法律にのっとった学校法人ですから、
ここでも大きなイベントなどを 行なう前には、タイと日本の国歌を 流し 全員 直立不動の姿勢を 正します。

日本の皆さんも、訪タイした折 もし そんな機会に出会ったら、タイ国の敬意を 払い直立不動の姿勢で
国歌・国王賛歌を 聴いて下さいネ。 でも 日本人学校の、そんなイベント時でも 保護者の何割かの
人は 全ての生徒が運動場で直立しているのに、知り合い同士で喋りっぱなしの人もいるようです。
タイも 時代が変わり、国歌が流れるとピタリと直立する姿が目立ちましたが、今は立ち止らない
若いタイ人も目にしますものネ。 数年前でしたか、バンコク都内の映画館で 国王賛歌が流れた際に

起立しなかったタイ人女性が書類送検された、なんて事もありました・・・ まぁ~ 大相撲千秋楽の
表彰式時に、流れる国歌を ビールを 飲みながら眺めている自分には、えらそうなことは言えませんが…
ただ 現実には、人権活動家や学識経験者などのグループから、不敬罪の刑法には、国民の表現の
自由が制限されているなどと、見直しを 求める活動があったり、大学の歴史学助教がタイ王室の
改革案を示して以来 政府の監視下に置かれてしまい、学者・ジャーナリスト・支持者ら数百人が
言論の弾圧だ、として抗議の声を 上げたりしているのも事実ですが・・・
まぁ~ このような問題は、我々 外国人は静かに見守りしかありません。


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