タイ国のタクシン元首相が本当に帰国するんですねぇ~ 一昨日、末娘(次女)でタイ貢献党
首相候補でもあるペトンターン氏がSNSで公表しています。 逮捕される覚悟でしょうか?
日本でも報じられていますが、タクシン氏はこれまでも自身で何度か帰国する、という伝言を
送っていました。 そのたびに実現して来ませんでしたが、今回はペトンターン氏が、“8月
10日にドンムアン空港に到着する” と断言しています。本当に帰国の意思を固めたのでしょう。
<ペトンターン氏が載せたフェイスブックに明言した>
今 振り返ると、余りにも衝撃的でした。2006年9月に国連総会に出席するためニューヨークに
滞在していた時に、タイで軍事クーデターが勃発し、国軍が実権を握りました。タクシン氏は
そのまま亡命生活に入り、2008年2月に一時帰国しましたが、首相在任中の汚職容疑で逮捕
される公算が高まると、同年8月にタイを出国。以後、ロンドン、ドバイなどを転々とし、
帰国していません。もし帰国するとなると15年ぶりの帰国。今月26日で74歳を迎えたばかりです。
誰もが注目するのは『タクシン氏は逮捕される?』ことです。法務省矯正局長がメディアの
取材に応え、“タクシン氏が帰国したならば、司法の執行プロセスによって、移民局職員が
タクシン氏を逮捕し、高齢者用の収監施設に連行されるだろう” と答えています。
メディアは、“タクシン氏は公権力乱用や汚職事件などで、計12年の懲役判決を受けており、
4件のうち1件は時効が成立し効力を失っているが、残り3件の判決は未だに有効であり、
帰国後直ちに収監されるだろう” と述べています。普通なら帰国したら即逮捕となります。
まさか王室からの恩赦が ・・・ タクシン氏も恩赦リストに載っていることは知られています。
考えすぎかも知れませんが、ワチラロンコン国王のご誕生日は7月28日(1952年)の今日で
70歳になられました。タクシン氏の帰国予定が8月10日です。その二日後の8月12日は、
シリキット皇太后陛下のご誕生日です。 通常、恩赦が発表される日々は、王室の誕生日の
前後になりますからネ。もしかして、一日だけ収監施設に宿泊した後、釈放される??
全ての打合せが出来たので、明確に8月10日としたのではないでしょうかねぇ~
そう言えば今、前進党は保守派に阻まれ、第2党でタクシン派のタイ貢献党が主導権を握って
います。 貢献党が前進党との連携を解消して親軍政党などと連立を組むとの声もあります。
貢献党主導の政権が確立されれば、恩赦の対象も強まると見ているのでしょうか? 注目です。
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