５日末の当ブログで、コロナ禍が落ち着いても「日本人のタイ訪問者数が全然伸びない」と
触れました。それが ついには「今年上半期に訪日したタイ人の数が、同時期に訪タイした
日本人の数を遥かに超えてしまっている。 これは統計を取り始めてから、初めてであり、
逆転現象が起きている」と、７月25日付けバンコクポストが報じていました。
今年上半期（１～６月）に訪日したタイ人は497,700人で、同時期にタイを訪問した日本人は
326,347人ですから、圧倒的に訪日したタイ人の方が多くなっています。約17万人も違います。
この勢いが続けば、今年日本を訪問するタイ人はコロナ前より多くなりそう。一方で日本人の
訪タイ者数は、2000年に入って初めての低さになりそうです。 タイ人の日本好きは 更に
増えており、SNSの影響もあり 小金持ちも増えて来ていますから、この現象は続くでしょうネ。
タイのメディアは、“日本政府の新型コロナウイルス感染症に関する制限も５月に緩和
されたばかりで、日本人はまだ海外への旅行に関して積極的ではなく、また円安も手伝い、
それがタイ国への訪問者が減っている要因だろう” と解析していましたけど ・・・
この現況により、韓国人観光客が日本人観光客を追い抜いて、2023年上半期には
75万7,767人の韓国人がタイを訪問しています。現在 訪問者数の国別順位は、１位が
マレーシア、２位 中国、３位 ロシア、４位 韓国、５位 米国となっているのかな？
23年度は年間を通じて、韓国人は200万人近くなるでしょうから、タイ国を訪れた韓国人は
日本人を上回るでしょう。コロナ前の訪タイ日本人が約188万人、韓国人が約178万人。
今年に限っては、タイ国の訪問者数は 残念ながら？ 韓国人が日本人を上回るでしょう。
タイ政府観光庁は、今年は50万人の日本人観光客を誘致すると目標を下方修正しながらも、
下半期に訪問する日本人に期待しているといいます。タイ政府観光局の本音は、どうやら
韓国人より日本人に もっと来てほしいようですヨ。 ちょっと寂しい話ですけどねぇ～
新型コロナが明けた今年の５月、東京の代々木公園にて いつもより派手で本格的なタイ
フェスティバルが開催されました。それで満足してしまったので、訪タイする日本人が
減少したのだ、なんて声もありましたが、それは全く違いますネ。 さて要因は？ ・・・ 
