南林間からの御一行さまがお帰りになり、我が家のお盆は終わった。夕方、思いたって新潟県立万代島美術館に「佐伯祐三展」を見に行った。この美術館は午後6時まで開館している。金曜日は8時まで。お勤めのある方にはありがたい。
わたしには絵画の鑑賞能力はなく、ただ好きか嫌いかだ。佐伯祐三の絵は思ったより暗いのが多かった。有名な「郵便配達夫」は洒落た印象。一番気に入ったのは、最近発見され初公開の「カフェ・タバ」。パリの雰囲気が伝わってくる。もうひとつは「人形」。俗っぽい?でも可愛い。期待と憧れを抱いて赴いたパリで訪ねた巨匠ヴラマンクに「このアカデミック!」と怒声をあびせられ茫然自失のうちに描いた「立てる自画像」は顔が削りとられていて衝撃的。さすがにヴラマンクの絵は素敵だった。
見終わると夫の携帯にT大のAさんから「今、新発田の駅前でS先生と飲んでいるから来い」とかかってきた。S先生はわたしどものお仲人さん。お盆の最後は楽をさせていただいた。