白洲スタイル―白洲次郎、白洲正子、そして小林秀雄の“あるべきようわ” 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2009-08 |
昨日は「徹子の部屋」のゲストが白洲信哉さんだったせいか、拙ブログに「白洲信哉」で検索しアクセスしてくださる方が多かった。
徹子さんとの会話の内容は今まで読んだ本以上のことはなかったが、実際にお話されている雰囲気を実見できて良かった。白洲次郎は写真でしか知らないが、次郎さんのほうがちょっと素敵ね。これって伊勢谷友介の影響もあるかな(笑)。
信哉さんのブログに
黒柳さんは想像通り頭の回転の早いかたで、祖母の正子に「お会いしたかったけど恐れをなしてお会いできなかったのが心残り」と言われる。でものんびり屋の祖母のほうが、恐らくあの早さについていくことはできなかったであろう。
とあった。これには大笑い。本当にそうだとわたしも思う。
さて、この本の中にクオリアの茂木健一郎さんとの対談があって、そこに茂木さんが講演会で信哉さんのお話をする時に
5年前は小林秀雄の孫って言ったほうがわかりやすかったんだけど、今は白洲次郎・正子の孫って言ったほうが、聴衆は反応するんです。時代はぜんぜん変わっちゃったよね。
とある。やはりそうなのかな。
読んでためになるって本でもないし、だからどうなのって気もするが、読んでいて面白い。白洲次郎・正子そして小林秀雄の身内しか知りえない顔を見ることができる。ただ数箇所、考古学上の間違いがあるのが気になった。