しばらくお休みいたします

しばらくブログをお休みいたします。
多分、年内に復活は無理と思われますので 悪しからず。
皆さま、良いお年をお迎えください。

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買ってね！

彦根藩士族の歳時記 価格：￥ 2,625（税込） 発売日：2007-12

　今年こそは早いうちに年賀状を書こうと思って年賀状を引っ張りだして見ていたら、従兄の滋ちゃんの年賀状に「買ってね」と本が紹介されていることに気がついた。お正月に「面白そう、買わなきゃ。」と思ってそのまま忘れてしまった・・・。ゴメン、滋ちゃん。早速アマゾンで注文。

　お祖父さまが彦根藩主大老井伊直弼のお側用人で井伊家の家庭教師だった高橋敬吉さんが書き残した彦根藩の武家屋敷で行われた年中行事を記録したものなどを滋ちゃんが編集したのである。実に生き生きと当時の暮らしが描かれている。

冬至

　毎年十二月二十二日頃、太陽が冬至線に達する時を冬至といって、北半球では夜最も長く昼の最短日で、これから春の彼岸まで少しずつ夜が短くなり昼が長くなるので、古来此の日より春気に帰るとて、一陽来復と称し節日として祝った。又この日南瓜を食べると中風症に罹らぬといって、夏から貯えてあった南瓜を食べたが、皮が硬く変な臭いがして不味かった。又夕刻には柚風呂をたてて入浴したが、ヌルヌルとして肌触りも滑らかに、香りもよく身体中が温まる様に思った。薬屋では神農様の掛物を床の間のかけて、お得意様の医者を招待して酒宴を催す所もあったので、冬至は医者と薬屋の正月といっていた。漢方医の家では赤飯を炊き、親戚知人を饗応する所もあった。宅の親類には何軒も医者があったので、祖父は朝から招かれて出かけられた。神農とは支那の古い帝王で、民に耕作を教え、又始めて百草を嘗めて医薬を作ったといわれている。

　編者の滋ちゃんとは同い年で高校時代は文通（懐かしい響き）したり、彼は民俗学、わたしは考古学と学生時代に似たような！？学問を専攻して気があった従兄であった。親戚旅行で話し込んでバスに乗り遅れたり、まだ整備されていない安土城を登ったり、奈良をドライブしたりと楽しい思い出である。今では社長さん。今日庵でお正客を務めたこともあるそうだ。ちなみに滋ちゃんの住んでいる五個荘は近江商人の発祥地。坐忘斎お家元のお母さまのご実家のある土地である。また今度ゆっくり会ってお話したいですね。

※緊急事態発生によりしばらくブログお休みいたします

　

続続・宗恵の『初心者のための茶道教室』 第１０回

　８日月曜日に続いて１１日木曜日もレッスン日でした。内容は今回から棚を使ったお点前になります。画像のお棚は「宗旦丸卓（そうたんまるじょく）」。桐木地の丸卓は利休好みですが、このお棚は黒塗の一閑張ヘギ目。天板に棗、地板に水指を荘って（かざって・裏千家ではこの字を使います）おきます。ですから運びのお点前より楽ですね。皆さん帛紗捌きも綺麗になって点前手続きも身に付いてきたようです。これから最後までこのお棚でのお稽古になりますので、じっくりと楽しくやっていきましょう。

かぶら上用　大和屋製

この時季に炊いた大根やかぶをいただいて無病息災を願いますね。

　先回と同じお着物。 帯締めも同じ。ちょっと地味だったかしら・・・。さて、明日は何を着ていこうかな・・・。

　画像の編集の仕方がわからず、重なってしまいます・・・。何か方法があるのでしょうが・・・わかりません

大前悟 陶展

　ただ今、長岡市にありますぎゃらりい栗本さんにおきまして大前悟さんの個展が開催されています。１４日にお邪魔いたしましたら、ご本人がにこやかに迎えてくださいました。うふふ、イケメン。大前さんは３６歳。信楽在住なのですが信楽はもちろん李朝・伊賀・備前・唐津・・・と幅広い作品を手がけていらっしゃいます。作品を見ただけではこんなにお若い方が作っていらっしゃるとは思えないほど、存在感があります。ご本人は「信楽焼の作家」と認識されるのはちょっと・・・でも信楽に住んでいるのだから仕方ありませんよね、とさらりとおっしゃいます。

　以前、淡交社の雑誌『なごみ』に「地元作家の器と郷土の味」で大前さんが紹介されていました（２００３年１０月号）。その時の撮影秘話などもお聞かせいただいて、楽しいひと時を過ごさせていただきました。陶芸家の方と直にお話できるのは素敵なことですね。ありがとうございました。来春には信楽にお邪魔しま～す　

　DMに素敵な文が載っていたのでご紹介いたします。

～古陶のかけらを繋いで～

僕のもの作りの原点は

古陶のかけらです。

割れて粉々になっているものでも、

何故か温かさを感じます。

その焼物が存在した頃の

人の営みまでが見えるような

気がするのです。

今の僕は作陶という作業の中で

そのかけらたちを拾い集め、

ひたすら繋げているだけなのかもしれません。

大前　悟

１９７２　大阪に生まれる

１９９０　神戸にて陶芸を始める

１９９４　土を採取し始め、南蛮焼締を焼く

１９９９　大阪にて初個展

２００１　全地下式穴窯を築窯

２００５　施釉陶器に興味を持ち、白磁や唐津などを焼き始める

２００７　李朝時代の焼物に魅かれ、井戸茶碗や柿の蔕茶碗を穴窯焼成にて挑戦

続続・宗恵の『初心者のための茶道教室』 第９回

　エントリーをサボってしまいました・・・まずは９回目・・・。

　１２月８日（月）は薄茶（運び）⑤・客の所作（棗・茶杓の拝見）でした。運びのお点前は五回目ですので、皆さん大体感じがつかめたのではないでしょうか。柄杓の扱いもだんだんスムーズになってきました。次はお棚のお点前になります。

　１２月になりましたので「無事是吉祥」の短冊にしました。

初嵐・サンシュユ

木守り　菓匠庵製

来年の豊作を祈って、一つだけ木に残しておく柿のことを木守りって呼ぶのです。現在ではだれも採らないで生りっぱなしの木も見かけますが・・・。

　この色の組み合わせが気に入っています。ちょっと可愛らしいでしょ。画像の編集の仕方がわからなくてごちゃごちゃになってしまいごめんなさい。