宗恵の「一期一会」

茶道教室の様子を中心に日々感じたことなどあれこれ綴ります。

「武器輸出3原則」の緩和

2009-08-04 19:41:04 | 宗恵のひとりごと

NHKニュースより

防衛力整備の指針となる「防衛計画の大綱」の見直しに向けた検討を進めてきた政府の懇談会は、北朝鮮による核やミサイル開発などを踏まえ、武器の国際的な共同開発に参加するため、「武器輸出3原則」の緩和を求めることを柱とした報告書をまとめ、麻生総理大臣に提出しました。

それによりますと、日本を取り巻く安全保障環境について「北朝鮮の核やミサイル開発は世界の平和と安全に対する脅威だ」としたうえで、北朝鮮の体制は先行き不透明で、体制崩壊の可能性もあると指摘しています。また、中国についても「軍事力の急速な増強は、その意図と規模が不透明だ」と懸念を示しています。こうした情勢を踏まえ、報告書は、武器の輸出を禁じた「武器輸出3原則」について「欧米諸国は国際的な分業により先進的な技術や装備品を取得しようとしており、日本が技術の発展から取り残されるリスクが高まっており、足かせだ」として、緩和するよう求めています。さらに、報告書は「アメリカに向かう北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃することは、日本の安全のために必要だ」として、集団的自衛権の行使は認められないとする今の憲法解釈を見直すように提言しています。麻生総理大臣は、懇談会の座長を務める東京電力の勝俣恒久会長から報告書を受け取り、「世界の安全保障の環境が変わるなかで、日本を守る、国民を守るということは政府の重要な目的・責任だと思っている。日本の安全保障に、引き続き責任を果たしていきたい」と述べました。政府は、報告書の内容も踏まえ、年末に「防衛計画の大綱」を5年ぶりに見直したい考えです。

なんだそうだ。日本が武器(を作る技術)を輸出するなんて・・・その武器で罪も無い人々が犠牲になるなんて・・・と単純に思う宗恵です。ただ反対するだけでなく、もっと勉強しないといけませんね・・・。


家の流儀

2009-08-04 08:21:59 | 宗恵の本棚

白洲家の流儀 (小学館101新書) 白洲家の流儀 (小学館101新書)
価格:¥ 735(税込)
発売日:2009-04-01

 著者は白洲次郎・正子そして小林秀雄の孫の白洲信哉さん。自分の祖父母や育った環境のことを一冊の本にできるなんて、そのように育った著者は幸せ者。身内から見た白洲次郎・正子・小林秀雄を知ることのできる読者もまた幸せか・・・。まぁ、お坊ちゃんが書いた本、と言えないこともないが、わたしと同じ考古学専攻生だった「遺跡の発掘しかしたことがない人間」が細川護煕の秘書になり、日本新党を立ち上げるところから一緒に政治の世界で奮闘したお話は、面白かった。ご一読を。

 さて、我が家の流儀は・・・。当たり前のことを当たり前に・・・かな・・・。ちなみに我が家は「おまえんちヘン、ってみんな言う」と長男からよく愚痴られた。ごくフツーの平凡な常識的な家庭だと思うのだけど・・・我が家の常識世間の非常識・・・世間の常識が今急激に変化している、と思うのはわたしだけ?

 著者の母方の祖父・小林秀雄は亡くなるまでの三十数年、お正月の三が日は湯河原の「加満田」で過ごした。出版社が作家を執筆活動で「缶詰」にした第一号は小林秀雄であり、この「加満田」だったそうだ。で「加満田」のHPを覗いてみた。

http://www.kamata-oku.com/

 わたしはよくボーっとする。ボーっとするのが好き。「何を考えているの?」と問われるが、な~んにも考えていないのだ。これぞ「無」の境地・・・。長男もよくボーっとしている。すごーく気持ちがわかるので何も聞かない。この「加満田」に2・3泊してボーっとしたい。