白洲家の流儀 (小学館101新書)
価格:¥ 735(税込)
発売日:2009-04-01
著者は白洲次郎・正子そして小林秀雄の孫の白洲信哉さん。自分の祖父母や育った環境のことを一冊の本にできるなんて、そのように育った著者は幸せ者。身内から見た白洲次郎・正子・小林秀雄を知ることのできる読者もまた幸せか・・・。まぁ、お坊ちゃんが書いた本、と言えないこともないが、わたしと同じ考古学専攻生だった「遺跡の発掘しかしたことがない人間」が細川護煕の秘書になり、日本新党を立ち上げるところから一緒に政治の世界で奮闘したお話は、面白かった。ご一読を。
さて、我が家の流儀は・・・。当たり前のことを当たり前に・・・かな・・・。ちなみに我が家は「おまえんちヘン、ってみんな言う」と長男からよく愚痴られた。ごくフツーの平凡な常識的な家庭だと思うのだけど・・・我が家の常識世間の非常識・・・世間の常識が今急激に変化している、と思うのはわたしだけ?
著者の母方の祖父・小林秀雄は亡くなるまでの三十数年、お正月の三が日は湯河原の「加満田」で過ごした。出版社が作家を執筆活動で「缶詰」にした第一号は小林秀雄であり、この「加満田」だったそうだ。で「加満田」のHPを覗いてみた。
わたしはよくボーっとする。ボーっとするのが好き。「何を考えているの?」と問われるが、な~んにも考えていないのだ。これぞ「無」の境地・・・。長男もよくボーっとしている。すごーく気持ちがわかるので何も聞かない。この「加満田」に2・3泊してボーっとしたい。
イルのようなものがありました。それは大事なことだったの
ですね、一つの文化でしたから。みんな同じは、言い換えれ
ば個人の文化や意思も伝統もない未開人なのです。
若い頃に私メの恩師の考古学者が、「たとえ、茶の宗匠に招
かれても狼狽えることはないです。『我が家でこうして頂いて
おります』と飲みなさい。しかし、たんびタンビに違っていれ
ばバレますよ」と。
>みんな同じは、言い換えれば個人の文化や意思も伝統もない未開人
これ、名言ですね。メモ、メモ・・・。
鎌倉とんぼさまの恩師ってどなたかしら・・・と気になります・・・。
お茶の飲み方も流儀によっていろいろですから
毎回違ってもその度に流儀を変えればOK(笑)。