nabe語録-スペシャルティコーヒー専門ショップ サーカスコーヒー

京都北山にオープンしたスペシャルティコーヒーショップ「サーカスコーヒー」の熱い日常をご案内します!

日本の四季を南国のコーヒーで楽しむ

2021年03月25日 07時46分26秒 | コーヒー産地情報
おはようございます!

今朝のサーカス家のコーヒーは

季節のブレンド
〜はるはあけぼの〜です。

マイルドで
少しフルーティさもあって
昨日のような春のうららかな日に
ぴったりの優しい味わいです。


今年は桜の開花が早いですね。


今朝の上賀茂神社です。
今日の早朝ライブは
お花見をしました。

一体私は
どこに向かっているんでしょうか笑

さてさて
満開に近いですね。

日本には
当たり前ですが
四季があります。

先日まで
寒い寒いと
コートを着ていましたが
昨日は昼間は
長袖一枚で十分でした。


もう少しすると
半袖シャツでも
暑い暑いと言って
熱中症に
注意しないといけません。



そして
しばらくすると
紅葉して葉が落ちで
また雪が降る。

本当に素晴らしいと思います。


私は、
若かりしとき
2年間ほど
インドネシアの
ティモール島に住んでいました。

オーストラリアのちょい北です。


ティモール島は
もちろん熱帯地方なので
季節といえば
雨季と乾季。

雨季といっても
日本の梅雨のようなものではなく
夏の夕立のような雨が
降ったり止んだりします。

1年で
多少の温度差はありますが
ほぼ同じ。

そうなると
一年がいつの間にか
過ぎていきます。

1年中、Tシャツと短パン。

めっちゃ楽でよかったですが
いつの間にか1年・・・

そこで
心から
日本の四季の素晴らしさを
実感じました。

春は桜を楽しみ
夏は海を楽しみ
秋は紅葉を楽しみ
冬は雪を楽しむ。

日本人の感受性は
この自然環境の変化に
順応してきた結果だ
と思いました。

独立して
コーヒーを通じて
この四季を楽しんでもらたい!

っと思って
四季のブレンドを
始めました。

「日本の四季」を考えるにあたって
色々と調べていくと
日本人の四季感が
感じられるものとして
清少納言の「枕草子」が
しっくりきました。

平安京時代の
京都にタイムスリップしたような
感覚になります。

それぞれの四季を
自分なりの解釈で
コーヒーの味わいに膨らまして
味わいに表現しています。

春はあけぼの。
やうやう白くなりゆく山際、
少し明かりて、
紫だちたる雲の細くたなびきたる


今朝の賀茂川に日の出です。

まさに、賀茂川から
東山の稜線から朝日がのぼってくる様子が
なんとも春らしさを感じます。

すこし肌寒い中に
暖かい朝日が
桜の花びらを照れして
全てを包み込んでくれるような
優しい温かさを感じます。

そんな味わいを
コーヒーで表現しています。

「コーヒー」
という南国の飲み物で
日本の四季を楽しめるって
素敵なことですね。

今日も四季を楽しんで
おきばりやす!











でた!新アイテム「スマトラ 古代品種アビシニア ブラックハニー 」

2021年03月05日 08時15分19秒 | コーヒー産地情報
今朝のサーカス家のコーヒーは

久々の新アイテム!

「スマトラ アラビカ古代品種 ブラックハニー中深煎り 」

です。


今回は、中深煎りで焙煎したので
コク深みの中にスパイシー感が感じられて
神秘的な味わいです。


インドネシアは

現在、世界のコーヒー生産としては

5位以内に入るような重要な産地です。

ただ、アラビカ種25%、

カフェフォーラ種(ロブスタ種)75%ほどと

高品質といわれるアラビカ種の割合は

現在ではわずかです。

インドネシアでの

コーヒー栽培の歴史は古く

オランダの東インド会社が

1700年前後に

コーヒーの木が持ち込まれたと言われいます。

コーヒー栽培に適した気候で

インドネシア全土でアラビカ種が

栽培され輸出されていました。

しかし

1870年代に

コーヒーノキの病気である

サビ病が大流行して

多くのアラビカ種が枯れて

サビ病に強いカネフォーラ種が

栽培されるようになりました。


そんな中でも

インドネシア 北スマトラベルゲンダールで

密かに生き残っていた

貴重な「アビシニア種」という

古代品種といわれる品種が密かに残っています。

わずかばかり栽培されているコーヒーを

今回、現地の状況に精通した方から

わずかに仕入れることができました。



精製にもこだわり

果肉を剥いた後、

90%ほど糖質を残して乾燥させる

ブラックハニーという精製で

風味も独特のスパイシー感が出ています。


今回は、

中深煎りで焙煎しましたが

浅煎りでも焙煎して味わいを

楽しんでもらおうかと思っています。

是非この機会にお試しください!

生産地 インドネシア スマトラ北部 マラビ山
標高 1500m〜1700m
品種 アベシニア ベルゲンダール
精製 トラディッショナル ブラックハニー 
生産者 パック・ハディン氏



コーヒーが出来るまで!

2021年02月17日 14時41分47秒 | コーヒー産地情報
こんにちは!

今朝のサーカス家のコーヒーは

エチオピアモカ イルガチェフェ FWです。

フルーティでまろやかマイルド味です。



今日は、

真冬に逆戻りですね。

小学校の図工展を少し見てきたのですが

体育館がまた寒い!



あまりの可愛らしいテイストにびっくりです。


ナリタブライアンのように力強い!
結構走りそう!
末っ子くんが
なかなか面白い作品を作られてました。




さてさて、

ただいま

HPのリニューアル制作中で

ドンドン、

ブラッシュアップされてきています。

その中で

「コーヒー豆が日本に来るまで」

をまとめていたのですが

長々説明することはできるのですが

数行でまとめるとなると

意外と難しいですね。


花ができて

収穫して

選別して

剥いたり剥かなかったり

干して

選別して


袋詰めされて
船でやってきます。


ニューHPではもう少し詳しく説明しています笑


ざっくりですが
コーヒー豆が日本に来るまでです。

コーヒーのあの褐色の液体からは

想像つかない長旅ですよね。

今は

海外旅行にいけないので

コーヒーで世界を感じてみてくださいね。






コスタリカ ブルマス レッドハニー!

2021年01月15日 15時20分59秒 | コーヒー産地情報
こんにちは!

今朝のサーカス家のコーヒーは

コスタリカ ブルマス レッドハニーです!






柔らかいフルーティでクリーミーな口当たりです!



さてさて、

久々にコーヒーのお話です笑

昨年末より

コスタリカが

ラモンさんのブルマス レッドハニー

になっています。



正確に言うと

「ブルマスデルズルキ・マイクロミル」です。

「マイクロミル」とは

「小さなミル」。

「なんのこっちゃ」ですね。

「ミル」は「精製所」の意味です。

コーヒーは

コーヒーの木にできたコーヒーの実を

積んで果肉をとって

処理して行って

焙煎できるように処理をします。

コーヒーチェリーを

商品として輸出できる状態までするところを

「精製所」「ミル」と言います。



コスタリカでは

以前は大きな会社が

大きな精製所しかなく

各農園で作られたコーヒーが

その大きなミルで混ぜられて

大きなロットになり輸出されていました。

それでは、

頑張って美味しいコーヒーを作っても

混ぜられるのであれば意味がないので

とにかく「大量に作る」という意識に

コーヒーを栽培されている方もなってしまいます。

ですが近年

家族や親類などの農園が小規模な

水洗処理設備や乾燥設備を共有し

地区特性を反映した品質の高いコーヒーを

一貫して生産するようになりました。

今では

コスタリカでは

100を超えるマイクロミルがあります。

セントラルバレー地区は

近年経済発展で、

農地の宅地化が進み、

大量生産型コーヒー経営ではなく

より価値の高いコーヒー生産を

行うようになりました。

その中でも

ファンラモンさんは

セントラルバレーコーヒーの

マイクロミルのパイオニア的存在です。



このレッドハニーは

果肉を剥いて

ネバネバ部分を残し

アフリカンベットで天日乾燥され

その過程で

コーヒー豆に付いていた

糖質が乾燥して

赤っぽくみえるようになっていくことから

レッドハニーと呼ばれています。



その乾燥工程は難しく

独自の技術で

高品質なハニー製法を成功させています。

果実味の甘味と

ミルクのような滑らかな触感が

楽しめるコーヒーです!





コスタリカ ブルマス レッドハニー

品種:ビジャサルチ
農園:コンフィテス農園
栽培地:コスタリカ セントラルバレー地区
     サンフランシスコ デ エレディア地区サンイシドロ
標高:1300〜1400m
生産者:ファン・ラモン・アルバラード
生産処理:ブルマスデルズルキ・マイクロミルで
     ハニー処理
乾燥:天日乾燥 アフリカンベッド式





ゲシャビレッジOMA!17日(木)第一弾焙煎します!

2020年12月15日 12時14分06秒 | コーヒー産地情報
おはようございます!

今朝のサーカス家のコーヒーも

季節のブレンド〜ふゆはつとめて〜です。





今朝は寒い朝でしたね。

明日はもっと寒くなるということで

いよいよ本格的な冬ですね。

冬ブレンドでほっこり温まってくださいね。

さてさて

いよいよ

9周年特別ロットである

エチオピア ゲシャビレッジ

OMA地区 ナチュラル ゴールドラベル

を17日木曜日に第一弾の焙煎をします!


何度かエチオピアのゲシャビレッジ の

コーヒーをご案内してきましたが

今回はその中でも超特別ロットです。


サーカスコーヒー 最高仕入れ金額かもしれません。



ゲシャビレッジ農園は、

標高、土壌、品種に応じて8つの区画に分けられています。

そのロットの中でも

味わい評価で

最高レベルの評価を

受けたコーヒーだけに与えられる

「Gold Label」!

今回ご紹介するのは

OMA(オマ)地区のゴールドラベルです。

農園の品質管理責任者のJeff氏も

個人的にもっとも気にっている地区で

もっとも肥沃でコーヒー栽培にとって

最高の自然条件のそろったエリアです。

このOMA地区はその良質なコーヒーへの敬意をこめて

現地メアニット族の酋長の名前が

地区の名前につけられています。

誇り高き民族メアニット族の名に恥じない品質です!


OMA酋長




・農園名 : GESHAVILLAGE農園(ゲシャ・ビレッジ) 
・地域:エチオピア最西部スーダン国境沿いのベンチ・マジ地区 OMA 地区(オマ) 
・標高:1931~2040mOMA地区
・品種:GESHA1931
・土壌:赤茶ローム層
・農園から20km離れたゴリ・ゲシャの森より採取した品種で、
 木の形態・生豆のサイズ・外観・味わいがパナマゲイシャに酷似した品種

数量がわずかです!
来週もう一回で終了ですので
気になっておられる方はぜひ!