猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

遠出は止しにして、花盛りのまちをぶらぶら、顔見知り猫に出会って、メヒカリ買って…

2019-03-30 07:12:48 | あんじゃあない毎日

広瀬河畔の午後、リバティーの窓一面に、ソメイヨシノの花です。
そんな窓際の席で、なぜか、あの有名なお方が、桜の花に見入っていたのです…
シルエットなので、了解を得ずに公開しちゃうことにしました。叱られるかな…

せっかく主治医に早めに戻してもらったので、昨日は少し遠出して、麦畑を眺めたいと思っていたんです。そしたら…
「今日は気温が低いから、麦畑なんかよしなさいね。風も出そうだし…」、ユキ子さんから忠告です。「朝ごはんのお惣菜がないからさ、お家で作ってたら…」、ということなんです。

そいで、まずはJAファーマーズ朝日町店へ野菜を見に行きました。
お隣の子ども公園のゴーカートコースのソメイヨシノは見ごろを迎えようとしています。

  春休みですから、公園は朝から賑やか、桜のトンネルの下を青いゴーカートが元気なエンジン音を響かせて走り抜けて行きます。
「今日は、ユキ子さんの言うとおりにしてようかな…」とも思ったんですけど…

 

   買い出しをすませると、やっぱ家に籠っているのはつまらない気がして、近場を花見して廻ることにしたんです。
ご近所さんの植木鉢のぞいたら、スミレの花が咲いてました。「お出かけかい?」飲み屋の玄関番しているオッチャンは、鼻先のカイドウがくすぐったいみたい、くしゃみの出そうな顔してました。
顔見知りの猫は、窓際に設えてもらったベットで、朝から昼寝三昧です。

 

 

 広瀬川は雷神橋の袂の桜です。この桜は、福島は三春の滝桜が親木とか、小さめの淡い色合いの美しい花です。

  これ、シャガですよね。川岸でもう咲き始めているではないですか。まだ三月だよって教えても無駄ですね、咲いちゃってるんだから…

 そいで、紅コブシの花なんかも眺めて、岩神町の養田鮮魚店へ寄りました。

 

  左はメヒカリ、みぎは真ホッケ、外では花が賑やかさんなんで、店の魚は地味目なのが多かったです。ヒラスズキ、メヒカリ、サヨリなんかを分けてもらいました。

     岩神町の路地も花盛り。
道端にはハナニラやハナダイコンがいっぱい、庭先に桜によく似た花が、ユスラウメかな、なんだろう…
それから、花がすっかり散ってしまった梅の木の前に、白い花、スモモかなんかみたいです。
満開の紅白のボケ花が咲いている庭は、きれいに手入れされていました。

 

そいで、大蓮寺のお地蔵尊の前で咲く彼岸桜、みごとに満開、日長、花見三昧の地蔵さん、何思うのかな…

で、あおい食堂によって、コロッケとメンチもらって、ラーメン食べて、おいしかったです。

   

お昼すませて、中央通の広場のぞいて、こんな街中の道端にも春の花を見っけて…
ノボロギクですよね、春早くから咲き始めらいね、それからハコベ、お天道さんが雲に隠れちゃってるんで花が開いてないやいね、そして、ちっこいのが、トキワハゼ。子どもの頃、春の田んぼの畔や水路端でよく見た花だいね…

  でね、三河町の塀の上で昼寝している猫を起こさないように気を付けて、家に戻ったんです。ユキ子さんの言いつけ守って遠出はしなかったんですけど、まだ惣菜づくりをしないままに、午後を迎えてしまいました。こうなったのは、花と猫のせいです。

 

 でね、困ったことが起きたんです。家の鍵を持ってなくて、家に入れなかったんです。
糸駒は、リバティーで有砂順子さんに会うって言ってましたんで、あらためてまちへ向かいました。白い花が咲いてました。ミザクラかな、プラムの仲間かな…、よく分からないけどきれいです。

そいで、リバティーへ、糸駒から鍵もらって、ラプサンスーチョンいただいて、順子さんともおしゃべりして、そしたらさ、かの有名人が窓際の席でサクラを眺めていたんです。あの席はさ、キキが大好きだった席なんです。

  鍵をもらった帰り道、顔見知り猫に会いました。<仮出所だって?>、「まあ、そんなとこだいね…」、<行いに気を付けるんだいね、見張りがついてるぜ…>だって。

 ドアの隙間からは部屋がいの茶猫たちがこっちを見てました。「まちへ戻ってきたんだなぁ〜」って思いました。

  結局家に入れたのは午後4時過ぎでした。お向かいの石原総合歯科では、盆栽仕立の枝垂れ桜が咲いてます。鉢植えのアーモンドの木にも花がいっぱいです。

家に入るとすぐに料理開始、ユキ子さんの両親へ夕食のおかずを届ける約束してましたから…
5時45分、お届けするおかずが出来上がりました。時間がないんで写真撮影抜きでお届けしました。わが家の夕食とほぼ同じメニューです。

 

   春野菜三種、新タマネギのカカ和えポン酢風味、ワケギの酢味噌和え、それと新タマネギの甘辛煮です。みんなJAファーマーズの直売コーナーに並んでいた採れたての地場産の野菜です。おいしいです。

 刺身は、サヨリとマグロです。「このところ海が荒れてるもんだからさ、魚が少なくて…」って養田さんは愚痴ってました。でも、サヨリが届いてて嬉しかったです。

メヒカリの唐揚げです。タラの芽の素揚げと和歌山産の国産レモンを添えました。
この魚ね、骨が本当に気にならない魚なんです。から揚げにすると頭からきれいに食べられます。斑紋がはっきりしているほど鮮度が良いのだって、養田さんには教えられています。見た目と違って、優しい味の魚です。

そんなわけで、ユキ子さんに頼まれた惣菜づくりは夜にかかってしまった退院翌日、あんじゃあなかったです。

 

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。 来る4月7日(日)に、昌賢学園前橋ホール(前橋市民文化会館)大ホールで、二代目吉駒の三回忌追善舞踊会として開催いたします美登利会をもちまして、三代目若柳吉駒を襲名する運びとなりました。初代、二代目同様に、お引き立て頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。 今回の美登利会では、古典芸能評論家の葛西聖司さんをお迎えし、三世花柳寿楽師に特別出演をいただき、「三代目若柳吉駒襲名リサイタル」を催します。糸駒は三代目吉駒として、清元二題を舞わせていただきます。 これからも、二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。 お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 「おばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」が1月26日(土)から4月7日(日)まで、会場は、前橋文学館の3階オープンギャラリーで開催されています。

 

 

 

 


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