
シャム系猫がやってきました。
昨日の午後二時、保護したNさんに連れられてやってきたんです。
昨日は朝から晴れ渡って夏の日差しがまぶしかったです。
赤城山が見えるはずの方角を見ると雲が沸き上がっていて、山の姿は隠されていました。
自転車で欅ウォークのペッツビレッジに開店時間の10時に間に合うように出かけたんです。
三河町2丁目の松竹院の東側にある馬場川の分水の脇を通って行きました。分水の水門脇に石仏と一緒に庚申塔があります。庚申塔には「中河町」と刻まれてます。
この分水は高低差をつけて水を分けています。左側は文京町(旧高田町)のがけ下を流れて端毛川に合流します。かつては、元川や村島の養魚場の鯉池に水を供給していた水路です。右方向は、今はなき関根養魚場の脇から、前橋高校の旧天川原校舎の方へ流れる用水です。学生の通学路であった「斜め道路」の脇を流れて、天川原の田んぼを潤していたんです。 で、近くに生えていたノブドウのツルを一本取ってきて、葉っぱを「一枚、二枚…」って勘定しながら右左の水路に交互に投げ入れたんです。丁半ばくちの世界、「半」にかけました。奇数で終わって、最後の葉は右の水路に落ちたら、件のシャム系猫と一緒に暮らします。
最後の葉は右の水路に落ちました。それなので、ペッツビレッジでネコ用のトイレを買いました。
欅ウォークの西側の通りです。ここには、2004年に閉鎖されたダイハツ車体(ダイハツ工業の子会社)の前橋工場がありました。従業員900人は、大分県に作られたダイハツの新工場へ異動を求められたようですが、事実上のリストラだったみたいです。ダイハツ車体の創立は1960年、高校生の私はこの道から出来立ての工場を見ていたんです。自転車でネコトイレを運んでいて思い出しました。
昼食はそうめんにキュウリの冷や汁、食べる前に、二階にシャム系猫用のケージを用意しました。覚悟はできました。
2時ごろ、Nさんに連れられてシャム系猫がやってきました。すこぶる落ち着かなそう、不安の塊になっています。当然のことです。でも、私の膝に抱き上げると抵抗せずに我慢していました。
私が猫と一緒に暮らすのを躊躇してたのは二つ理由があります。第一には、私は75歳です。それにがんを患って化学療法と大掛かりな手術をしたばかり、再発や転移の可能性を抱えています。「5年後生存率」でいうと50%台なわけで、長生きできる確率は低いのです。
もう一つの理由は、17年9か月一緒に暮らして、たくさんのことに共同で取り組んだキキへの思慕があります。でも、これは新しい猫と一緒に暮らすことの大きな妨げではありません、気持ちの問題だけですから。
不安なシャム系猫は、私の膝から逃げ出すと、本棚の隙間に入り込んでしまいました。こういう行動をとるのは、普通のことで、別に驚くことはないのです。しばらくそのままにして…
私に万一のことがあった時のことをNさんにくれぐれも頼みました。
「大丈夫です、そういう時には私が責任をもってこの猫を飼います」って。
この家になじむのに何日かかるかな、早ければ2~3日だし、ゆっくりだともっとずっと長引くかもしれません。でもね、それは猫次第、私もユキ子さんも待つしかないのです。彼が、この家の環境になじんで、私たちを信頼してくれるまで、まずは待ちます。あんじゃあないと思います。
見送りについてきてくれたうめちゃんです。すごくシャイな猫です。怖がりなうめちゃんだと、この家と私になじむのに数か月かかりそうです。
<仲良くしてあげてね…>って言い残してNさんと帰って行きました。
シャム系は二階の寝室にいます。窓枠の上と鏡台の下をとりあえずの居場所に決めたようです。餌は、自分で器のところへ来て食べることしませんが、ユキ子さんがそばまでもっていったら食べてくれたみたいです。
私たちの夕食です。春雨の中華風サラダは、キュウリ、紫玉ネギ、トマト、オクラ、錦糸玉子で、えごまの醤油漬けを使ったソースでいただきました。肉団子の野菜あんかけは、パプリカ、ピーマン、玉ネギ、シイタケ、ズッキーニに青じそです。そして、十六穀米のしば漬けチャーハンでした。おいしくできました。使った野菜は、15種類になりました。
まだ名前が決まりません。ユキ子さんはああでもないこうでもないと楽しそうに考えてます。昼間、Nさんの名前をそのまま使うことを提案したら、「それだけは勘弁してください!」、Nさんにきっぱり断られました。
なんかいい名前ないものでしょうか…
シャム系猫は、窓枠の上で寝ていたみたいです。今は鏡台の下で寝てます。
7月19日の体温 7:00 36.6℃ 15:00 36.7℃ 22:00 36.7℃
血圧 22:00 最高 134 最低 66
今朝の体温 7:00 36.6℃
若柳吉駒でございます。
4月12日に開催を予定しておりました第77回美登利会は、今しばらく余裕をもって準備させていただくことといたしました。開催につきましては、改めてご案内申し上げますが、誠に申し訳なく、どうぞお許しの上、しばらくのお待ちをお願い申し上げます。
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルの舞台はこちらでご覧いただけます。
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧ください。
Nさんの後ろ盾があれば安心ですね。
はやく馴染んでくれますように。
スペシャル猫のキキさんも、
きっといろいろ教えてあげているでしょう。
文面から、ヒゲおじさんが楽しみにしている様子が伝わってきます!!!
文面から、ヒゲおじさんが楽しみにしている様子が伝わってきます!!!
ありがとうございます。
Nさんの申し出がなければ踏み切れなかったと思っています。キキのようにではなく、普通の猫として暮らしてもらいます。
「5年後生存率は51%です」と言われて退院してきたわけでして、この確率は「向こう5年間は二日に一度は死ぬかもしれないと思って暮らせ」てな風にも解釈できるわけで、猫と暮らすことなぞ考えられないことでした。ありがたいことに、よき理解者の支援でシャム系君がやって来てくれました。感謝しております。
安心しきっている寝顔を見ると気持ちが落ち着きます。
ご決断に感謝いたします。
シャム系猫さんが登場したとき、ヒゲクマさんのおうちに来られたらいいなあと思っておりました。
参考までに、うちの猫はカノンとレモンと申します。
ありがとうございます。
まだ2日ですが、シャム系くんは、20年前の危機の時に比べると比較にならないほど楽です。爪を立てない、噛まない、嫌なことでも強く抵抗しない、へそ曲げてストライキすることもない、ちょっと気抜けするほどですよ。今はtん巣の上に登っています。
名前はまだ決まりません。