NHKは11日の「くらし☆解説」で、4月6~8日の世論調査結果をもとに「野田内閣の支持率を読む」を放送した。
島田敏夫解説委員は、「野田内閣は要注意だ」と解説したが、その理由は40~50代の働き盛りの内閣支持率が急激に落ち込んだことである。
消費税増税に「政治生命」ではなくあえて「命を懸ける」と言う野田佳彦首相だが、一体改革を唱えながら社会保障の立案はいまだ明確に示されていない。
「政権を盗ればカネはいくらでも付いてくる」と大風呂敷を広げて政権を奪取した民主党、だまされた国民の責任も大きい。
「鳩よりまし、菅よりまし」として野田内閣発足当時は60%台の支持率を誇ったが、ついに働き盛りが反意を示してきている。
●内閣支持率、( )内は前回調査増減
調査項目 全体集計は 20~30代 40~50代 60代以上
支持する 30%(-3) 30%(+1) 23%(-8) 34%(-2)
支持せず 53%(+5) 55%(-1) 63%(+8) 49%(+7)
前月調査との比較で、40~50代の働き盛りの支持率が8ポイント下がり、そのまま不支持率が8ポイント上がってしまった。
●社会保障と税の一体改革の評価、( )内は前回調査増減
調査項目 全体集計は 20~30代 40~50代 60代以上
評価する 32%(-5) 31%(-2) 24%(-10) 37%(-4)
評価せず 62%(+5) 66%(-1) 73%(+9) 58%(+5)
この設問に対しても、40~50代の評価が厳しく、「評価する」は10ポイント下がり、「評価しない」が9ポイント上がった。
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